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2007年12月 7日 (金)

虚言癖

 メインサイトの日記でも書いたけど、表題の言葉っていうのは、嘘を付いてしまう癖と思うのだが、実際の所、どうなんだろうか?虚言の虚って字は嘘って字と似ているようで違う。虚って字は、作り事であったり、実在しない事柄であったりを意味するものであり、この字自体が嘘を示している訳ではない。もしかしたら虚言癖と嘘は違うのかなぁ?と考えたりする。

 いろいろと考えると、咄嗟に付く嘘は虚言癖とは異なるような気がする。虚言癖っていうのは、話しての頭の中には悪意の無い空想が広がり、現実と見境の付かない状態となった事柄を、事実の中の一齣として他人に無意識に話してしまう癖で、或る意味、夢みたいな話をする人の話癖なんだろうか?
 そうであるならば、そのイマジネーション自体は悪では無い訳であり、そこには創造性こそ褒められても、馬鹿にされる理由は無いようにも感じる。

 しかし、咄嗟に付く嘘っていうのは、全く考えていない状態で、己の未熟さや間違いを覆い隠す事を目的で本能的に言ってしまうモノであり、空想世界という思考を伴う虚言癖とは異なるモノのように思う。

 要は咄嗟の嘘とは、咄嗟の言い訳であり、言ってみれば無責任さによる言い逃れみたいなモノかもしれない。こういう言い逃れは、本人にしてみれば嘘を付いてるつもりは無いんだろうと思う。

 仮に虚言癖と咄嗟の嘘を上記のように分類したとしたら、虚言癖については許せるけど、言い逃れのための咄嗟の嘘っていうのは許せない。まぁ、言い逃れのために咄嗟に嘘を付く奴は、目が泳ぐし、緊張状態となるし、一発で判るし、考えていないだろうから、言ってる事が支離滅裂な事が多い。

 虚言癖は創造性が高すぎ故の癖ならOKだが、咄嗟の嘘は見識無さ過ぎによる嘘である。そういう癖を持つ人は似ているようで全く正反対の生い立ちで育ってきたのでは?と思う今日この頃である。

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