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2007年12月 5日 (水)

バイクの印象

 日曜日にスリッパV-maxを目撃した話を記事にしているが、それは本屋での話。
 何故、本屋に行ったのか?っていうと、漫画『キリン』の作者の描いた書き下ろしの漫画の題材がガンマだったため。別に興味も何にも無かったのだが、取引先で'88GSXR1100に乗る人が、『○○さん!今のRIDE6、ガンマが題材だよ?』って話をしてきたからだ。その際の解答は、興味無いって言っていたのだが、最近は夜中にローラー台を漕ぐ事が多く、結構暇なんで、その際の読書用って思いで、その本を思い浮かべたから買いに出掛けただけである。

 さて、内容は?というと、対象は今の40代ライダー狙いって感じ。でも、構成は、微妙である。
 確かに、スポーツバイクの歴史を辿るのは楽しい。攻めて走るのも楽しい。メンテも楽しい。そのために装備が重要ってのも判る。

 でも、バイクと色っぽいネーチャン、バイク=不良?ってイメージは果たして必要か?って思うと、チョット違うような気がする。
 この雑紙に限らないが、単車=暴走族、チョイ悪アイテム、アウトローって印象が強すぎだが、それも、業界や関連漫画を含めて、そういう価値観に載っかり過ぎって感じ。
 それ故に、単車に乗ってる人も、そういう悪の印象先行で、世紀末レザー系コスプレライダー、ハーレー風素肌+レザーのモーホー系コスプレが大過ぎである。

 単車は楽しい。楽しさは人それぞれだが、少なくとも、いろんな要素を不良とか悪と結び付けるような価値観は何故か?って気持ちの方が多い。

 何故に攻撃的か?何故に威圧的か?何故に下着のネーチャンが必要か?この辺のよく判らない方程式が、どちらかというと不愉快である。

 単車=スポーツ。それも、今のモータースポーツ的に狭いターゲットのマニアックさよりも、テニス、スキー的な間口の広い好意的な趣味的スポーツのように変化して欲しいところである。

 今の単車イメージは、伝統的に暴走族、不良って負のイメージが主体であり、最近は、チョイ悪アイテム、悪に憧れたコスプレアイテム、チョット頭悪そう系アイテムっていう、伝統的な悪印象に軸足を置いたイメージばかりである。

 なんか、嫌である。

 ところで、話が戻るけど、RIDE6のガンマネタ漫画について、判らないではないが、あんなに早くは壊れない。ガンマは結構丈夫である。全開10秒もたないなんて整備不良だろう。速く走りたいという気持ちは常々持っているって部分では共感できる。同じ世界は併走し続けないと見れないって部分も頷ける。でも、ガンマはそんなにヤワでない。
 実際の所、雑紙やネットの話程に、最新のバイクが追いつけない程に素晴らしい!ガンマ如きでは、手も足も出ない!って状況は、見た事がないだけに何とも言えない。身の回りが下手くそ過ぎるのか知らないけど、ギンギンに攻め走る最新モデルを見た事がないのが正直な所。本当に最新モデルは、乗り手込みで滅茶苦茶速いのか?っていうと、漫画の描き手の妄想では?と思ってしまう。

 他人はともかく、自分が走るエリアでは、ガンマは勿論だが、SVでもCX改でもアクセル全開で速度域を高めて、怖いからこれ以上は出せないとは思っても、動力性能自体が不足と思った事はない。よって、ガンマ以上に能力的に上回る単車が有ったとしても、タダの直線を度胸試しで走る趣味が無いので、必要と思えないのが素直な気分である。

 ガンマ500はおろか、ガンマ200でさえも十分である。勿論、SV、CX改でも十分過ぎるのである。持っている単車で言えば、AV50、C200、マグナム80辺りでは単車の能力不足気味って時もあるけど、AR125Sになると、まぁ違和感感じないし、グースでもそう。それ以上のバイクは動力性能の余裕が有りすぎである。ってか、そんな道しか趣味でないのが自分のスタイル。多分、80年代のレプリカ小僧全体がそういう道が棲息域だと思う。

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