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2007年12月25日 (火)

一番判っているようで判っていないモノ

 よく、自分の身体は自分が一番良く判っている!って言葉を聞く。口に出さずとも、そう思っている人は結構多い。しかし、最近思うのは、自分の事を見る時は、主観に基づいて見ているために、一番自分の事を判断する時が不正確ではないか?という事である。

 仮に、自分の身体の事を自分が一番良く判っていたとしたら、成人病って言葉は無い筈だし、呼び名の変わった生活習慣病の終末的な症状である高血圧症、糖尿病、痛風といった、少しずつ忍び寄る疾病には陥らない筈である。
 しかし、現実には、このようなサイレントキラーと呼ばれる重大疾病に悩む人が非常に多い。

 自分の身体の事と生体としての摂理を客観的に見る事が出来れば、先のような内部的な疾患に限らず、己にとって出来る事、出来ない事っていうのも冷静に見極める事が出来る筈である。誰彼が出来るから自分にも出来る筈とか、自分より高齢の誰彼が出来ているから、それより若い自分なら更に出来る筈とかは、そういう発想の段階で、自分の身体の事が見えていないのである。

 過信や競争心という事に翻弄される人っていうのは、自分の身体の事を判っていない人ではないか?と思う今日この頃である。その果てが、病院通いがデフォルトとなったような肥満体型のオヤジ連中となるのである。

 自分の身体にとってベストなコンディションは何か?というのは、自分しか判らない事だが、自分の身体の能力やコンディションの適正状態が何か?を冷静に見極める目と、その適正状態と今の状態の違いを受け入れる冷静な心が最も必要なモノである。

 どんな生活形態であっても成長過程の身体は、その形になろうと適応現象を見せる。これが二十歳迄であり、その成長期における生活によって個体の能力っていうのは決まってくる。これは、運動能力であったり、体質であったり、知能であったりするだろう。
 その完成された状態が、その個人にとっての完成形、即ち適正状態であり、その状態は、加齢によるライフスタイルの変化によって機能の平衡性が少しずつ失われていくのである。その僅かずつの機能の喪失っていうのは、殆どの場合、気付かない。或る意味、若さという麻薬によって現実が見えなくなっているだけである。少なくとも20代の間は、自分が成長して、健康であり、機能は失われていないと錯覚している。
 しかし、20代にしても10年の時間があるわけであり、その10年の間に確実に変化しているのである。良く聞く声で、三十路になると無理が利かないという話があるけど、それは、10年におよぶ機能平衡性の喪失によって顕れた症状だけの話である。しかし、それを加齢の一言で済ませる段階で、自己分析が正確に出来ていないのでは無いだろうか?

 そうやって歳を重ねて35~40歳になると、殆どの人が二十歳の頃に戻ろうという意識さえ持てぬ(仮に何とか戻そうとしても、安直な器具やサプリに頼る方法を選ぶ場合が殆どだが、)状態に陥る場合がある。それは、内蔵脂肪症候群の果ての症状であったり、不具合を発症する迄の過信による無茶な活動(身体機能を越える負荷を掛け続ける事)によって受けた怪我(機能的損傷)だったりする。良く鍛えているから筋肉痛が無いとか、日頃運動不足で運動したから筋肉痛が出たとかの言葉を聞くけど、それは筋肉痛でも故障痛だろ?って奴だ、、、。

 前述のような事例っていうのは、周りを見渡すと、殆ど100%の人がそういう状態となっており、そう考えると、自分の事が判っている奴っていうのは、実は1人も居ないのでは?と思う。実際、自分もそうであったし、、、、。

 少なくとも、若いと思って、無理してやるっていうのが一番活けない。それは、運動でも、遊びでも、そうである。無理という言葉を使うと、無理していないとの反論もあるかもしれないが、無理していなくとも、何て言うか、周りに付き合うとか、流されるとかも身体から見れば無理を強要されている!という細胞の叫びに耳を傾ける冷静さを持つ事が大事では無いだろうか?

 無理したり、周りに流されたりせず、自分で自分のベストを保つ。そして、小さな不調には必ずや原因が存在し、それを取り除けば、必ずや問題は解決する。他人が出来ることが出来るとは限らないし、自分にしか出来ない事もある。小さな不調、不具合を見逃さず、不具合が小さい内に対処するのが重症化防止の最大の秘訣。過信は禁物、色気も禁物、冷静さと臆病さが大事って事だ。

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