マナーと時間帯
今日の早朝は一段と寒かった。これだけ気温が低いと、耳も、指先も感覚がなくなるような寒さになる。走るコースとしている太田川沿いの堤防道路も冬は風が強く冷たく心を折るような環境である。特に早朝ともなると、朝起きるのも一大決心が必要で、更に気合いが必要である。
この季節、日によっては暖かいし、朝寒くても、昼になると、かなり快適なコンディションとなることもある。しかし、良く晴れた日の早朝っていうのは、概ね厳しいコンディションである。
こういう日によってコンディションが大きく変化する中、定刻通りに自転車に乗って気付くことがある。
それは、真夏の炎天下の時間帯、冬の早朝時間帯という自転車に乗るには決して快適とは言い難い時間帯に出会う人っていうのは、大抵、マナーが悪いということは無いようである。絶対的に走っている人も少ないのだが、往路、復路ですれ違う人が一人か二人という範囲だが、それでも信号は守っている。そして、殆どの人が一人で走っている事が多い。
逆に、チョットでも走りやすい状況となると集団走行者が増えるし、集団暴走気味であったり、単独でも信号無視とか結構見る。
そして、決まった曜日の決まった時刻に出会う人っていうのは、概ね、すれ違うことが多いし、そういう人とは、軽い会釈を交わす事が多い。
なんていうか、季節的に変動して現れたり消えたりする人と、決まった時に何時も出会う人の二通りがいるようだが、前者の人達はマナーも悪く、挑発的でいて、言葉は悪いが下手くそっぽい人が多く、後者の人は、法規を守り淡々と走っている人が多い気がする。
すれ違う人っていうのは、そういう状況でマナーの良い人、悪い人と出会うけれど、同一進行方向では、殆どの場合、意味不明の人としか出会わない事が多い。
考えてみればそうである。淡々と走る人っていうのは、前後の人とは不干渉であり、出会うという状況は、ペースが大幅に違わない限りは合う確率は極めて低い。同一進行方向で、最初視野に入らずとも視野に入って抜く対象となる人、或いは、一時的に猛スピードで追い抜いた後に急激に失速して消えていく人っていうのは、ペースの変動が激しいから良く視野に入ったり消えたりするのである。
なるほど、同一進行方向で現れたり、消えたりする人っていうのは、私自身が常に一定のペースで走っているのだから、そのペースに対して大きな変動があるということである。そういう変動というのは、結局、干渉故のことなのか!と妙に納得したところである。
ところで、今日は、朝寒かったせいか、すれ違う自転車が1台いただけ。軽く会釈しただけで、同一進行方向では誰とも出会わなかった。
こういう日の方がリラックスして走れるのである。季節が悪い方が良いなぁと思うところ。
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