小径車乗り較べ
この記事、実は公開3日前の記事で、先の記事と書いたタイムラグが24時間程度しか離れていない。内容が思いっきり重複かも?
自分は西DAHON(一寸前仕様+今仕様)、スピママ、オ・モイヨWWという改造小径車を三台乗っている。最近、身近(ショップ関連)で小径車が増えてきた。
そんな環境で、購入された小径車にも少々乗せて頂いた。乗った自転車は、レ・マイヨM、ルイガノのMV3Bってモデルである。偶然にも最近流行のスポーツタイプの451サイズ+ドロップorブルホンの小径である。
自分が乗ったのは、自分の小径3(+1)台+2台の5(+1)台である。
今回、乗せてもらった小径車は折り畳みではなくアルミフレームで軽量な自転車だが、乗った感じは、オ・モイヨWWに極めて近い。考えてみれば、ホイールベースも1000mm以下だし、ホイールサイズも451WO仕様、トップ長+ステム長の長さも殆ど同じで、ギア比も同じようなもの。違う訳無いのである。確かに、微妙な重さ、折り畳み可否による軋みの差はあるけど、普通に乗る範囲では似たようなモノである。
で、思ったのは、このレ・マイヨM、オ・モイヨWW、MV3Bは何れもダンシングすると、相当に車体が振られる。車体の内力からの挙動安定性に対しては非常に神経質である。
そして、ダンシングでの振れ具合っていうのは、一寸前仕様の西DAHONでも見られた挙動である。
その一方で、スピママと今仕様の西DAHONでは、ダンシング時における振れは殆ど気にならない。この違いって何?って車体を見比べると、単純にステムの付きだしの長短による影響っぽい。特に、ドロップ、ブルホーンタイプのハンドル+長いステム長っていうのは、ヘッド中心からグリップ位置迄の距離は相当に長くなっており、グリップを引く際の力は車体を揺らしそうである。タダでなくとも、小径の場合、ホイールセンターからのステム長が長いけど、それに加えて蛇角センターからの距離が遠くなるような長いステムの場合は、グリップに掛ける力が蛇角を与える力となるためだろうか?今仕様の西DAHON、これはステム突き出し量はゼロだが、少なくともハンドルショルダー部を引くようなペダリングで車体が乱れる事は皆無だ。
ホイールサイズが小径の場合、内力による蛇角の乱れが大きい上に、外力に対しても元々直進安定性が低くなる。そして、その不安定さの解消の一つの手立てとしてホイールベースを伸ばすって方法があるけど、小径車のホイールベースがあんまり長く無いのは何故だろうか?長くしすぎると小さくなくなるし、仮想トップ長が長く為りすぎるからか?キャスター寝かせれば良いと思うんだけど、なかなかそういうスケルトンは見掛けない。
小径車で1100mmを越えてキャスターが寝てるバイクは、アレックスモールトン、タイレル、2003年式以前のDAHONくらいしか見当たらない。この辺りのモデルはタイヤが小さいだけで車体の大きさはフルサイズ並のデカサである。
それにしても、小径車も奥が深い。小径車=可愛い手軽って考え方でなく、小径車でしっかり踏めて安定させてって形も可能なのだろうか?モールトンとかタイレルとか見ていると、コンポーネントスペック的に似た小径とはチョット違う気もする。
因みに、DAHONは2002年式と2005年式以降では、ホイールの451化をした時にブレーキキャリパーの適合性に差がある。古いDAHONではショートリーチで丁度良いけど、新しいのはラージでないとNGだ。つまり、古いDAHONの方がフォーク長が短く、車高(重心)が低いのである。
こんな事が見えてくると、更に古いDAHONが良いと思ってしまうんだが、実際のところ小径車を前傾姿勢で乗るのは、最近は?????な気分の方が多い。バリバリの最新ロードも吟線に触れない。今、舗装路を気兼ねなく乗るなら?って思いで、一番良いと思うのは、最近のフラバーロード、或いは、我が家の531ロードのようなビンテージロードかな?って思うところ。
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