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2007年12月15日 (土)

脈圧、平均血圧から見た健康管理

 健康ネタは以前にもかいたけど、自分の健康状態に連動して関心事が変遷する。メタボ、生活習慣病から癌、潰瘍を経て、今の関心は心拍数、血圧って因子。

 結構ヤバイ系の疾病についての心配は、取り越し苦労に終わり安心なのだが、心拍数、血圧って所が若干気に掛かるところである。

 心拍数については、以前の記事にも記述したけれど、安静時、冷間時は35程度、平常時が45程度という心拍数で徐脈傾向。更には、第Ⅰ度心房ブロックという症状も併発中である。
 そして血圧については、一寸高めの数値を示してから1ヶ月が経過したが、概ね最高血圧が120前後、最低血圧が70前後ということで、極めて良好という状態である。

 そんな中、第Ⅰ度心房ブロックについてはP波とQRS波の間隔が広いだけであり、要は遅延している状態でⅡ度、Ⅲ度とは異なりQRS波の欠損、消滅とは異なるスポーツ心臓状態ということで納得しているのだが、血圧について少し調べてみた。

 一般に高血圧っていうのは、最高血圧が140以上、最低血圧が90以上とされているが、この最高血圧と最低血圧の差の脈圧についての所見は案外知られていなかったりするようである。血圧には平均血圧というのもあるらしく、それは(脈圧/3)+最低血圧で算出するらしい。更に、この平均血圧ってのは、心拍出量(1回拍出量×心拍数)と血管全体の抵抗(総末梢血管抵抗)の積である。つまり、血圧を上げるためには少なくとも心拍出量または総末梢血管抵抗のいずれかを上げる必要がある。逆に血圧を下げるためにはどちらかを下げる必要がある。

 この最高血圧と最低血圧の差の事を脈圧というが、脈圧が高い場合は、場合によっては動脈硬化が来しているリスクがあるらしく、逆に脈圧が低い場合は、心臓のポンプ機能が低下している可能性があるとのこと。
 そして、最近の研究では、この平均血圧っていうのが重要らしく、平均血圧で110を越えると動脈硬化の警戒域に突入ということだそうだ。

 脈圧は太い血管の動脈硬化が進むにつれて大きくなる。50、60代になると、大きな脈圧の影響を受けて、下の血圧が下がり、脈圧値は50前後が目安だが、上の血圧と下の血圧の差が大きくなり脈圧値が上がるほど、心筋梗塞などの心臓病を発症するリスクが増大する。
 例えば58歳の人で上の血圧は170、下の血圧は70の人がいたとすると、170という上の血圧については誰もが高いと感じるが、下の70という数値は問題ないと思う。しかし、下の血圧が低いのは、脈圧が増大したためで、動脈硬化が進行していることを意味するそうだ。上の血圧が高いのに下の血圧が低いのは、動脈硬化が細い血管にも太い血管にも起きていることを示すということらしい。他にも、脈圧が大きすぎると心房細動っていう異常心拍の発症リスクが増大するとの報告もある。

 ということで、理想は平均血圧≦100、脈圧≦60を保つ事なんだそうだ。

 但し、この血圧っていうのは、動脈硬化、血中コレステロール等々によって現れる結果値であり、血圧のコントロールは体内環境の改善と循環器機能の強化によって行うべきモノであり、血圧が高いから降圧剤っていうのではNGである。
 更に、この平均血圧、脈圧と心拍数の関連性の資料をあたると、心拍数が増加し、脈圧が上昇する程、心血管疾患死の危険度が上昇する報告も多い。脈圧が高く、高血圧症状の人は、心拍数増加には配慮が必要ということ。

 因みに、最近の測定結果の平均値で算出すると、

 最高血圧=119、最低血圧=68より、
 脈圧=119-68=51
 平均血圧=(51/3)+68=17+68=85
 平常時心拍数=47
 安静時心拍数=35
 ※因みに、寒い環境で仕事をすると、血圧の上下共10程増加して、心拍数は10程下がり36~37という状態に移行したけど、これは血圧反射機能という身体の持つ機能らしい。

 というコンディションであり、至って健康である。血圧、脈圧、心拍数・・・結構関連性がある事が判る。直ぐに調べれるので、随時チェックして健康管理に役立てたいと思う。

 因みに、血圧関係で判りやすいFAQページを見つけたので紹介しておくと、

http://www.kenkoukagaku.jp/faq_page/A_ketsuatsu.html

 である。

 健康な身体の獲得に特効薬は無いけれど、身体の反応は素直であり、良い生活をしているかどうか?の確認は簡単に出来る。身体コンディションチェックには血液検査っていうのが有効だが、手軽ではない。コンディションを手軽に確認するには、体重計、血圧計ってのは実に手軽で、身体コンディションを随時監視するには最高の道具である。
 下手なダイエット器具を買うよりは随分有意義では無いだろうか?悪ければ悪い数値が警笛を鳴らしてくれるのである。良いじゃないか!

 ボーナスで血圧計の立派な奴、買おうかなぁ?なんて少し思う所である。

 それはともかく、我ながら、この歳にして、良く鍛えれていると素直に思う。筋力、持久力もSCにてベンチプレス、或いは遠泳をしており体力が維持されているのも判っているし、実際に心拍数も相当に低くなっている。こういうコンディションを維持するには、日常生活の過ごし方が大事であり、それが出来ているのは、大好きな2ストレプリカで山走るって趣味の楽しさに拘っているからだ。趣味を持つっていうのは、健康維持に相当に効果的だ。単純に健康でありたいと願っても、健康の有り難みが判らないと取り組めない。健康で無ければ出来ない趣味を持つのが大事であり、そういう取り組みでパワフルな身体が手に入れれば、副産物的に新たな楽しみを見つける事が出来る。自分の場合は、単車が起点であり、副産物的にスポーツサイクルである。その新たな副産物的趣味による楽しみ増幅のために、循環器系の更なる強化とうスパイラルで今を生きている。

 ニュースでやっていた燃え尽きる糖尿病患者での問題提起に対する解答ではないが、健康は目的でなく、目的は人生であり、健康は手段であるっていうのが私の考えだ。

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