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2007年12月13日 (木)

スポーツ心臓

 ブログの記事ネタというと自分にとっての最大の関心事となりがちである。
 ブログ開設時の一昨年には最大の関心事の疾病といえば生活習慣病、メタボリックシンドロームと、それに起因する重大疾病、去年~今年はというと、胃部レントゲンでの再検査、壊疽性虫垂炎、下血による大腸精密検査とあったんで癌やポリープ関連に関心を持っていた。さて、今の関心事は?というと、取り敢えず、血液検査、消化器、循環器系の検査で異常は認められず健康そのものと言われるようになったけど、敢えて言うなら、二三日前からの関心毎である心房ブロックという所見。これも、去年くらいから掛かり付けのお医者さんに言われながら気にする事無いと言われていたんで無関心なんだが、やはり気になるということで、スポーツ心臓等々について関心を持っている。

 さて、人間の心臓の打つ鼓動、心拍っていうのは、身体全体に血液を送るという生きる上での基本的な機能を表すものであり、結構重要である。
 そして、一般に通常の心拍数っていうのは、安静時(寝てうつ伏せで寝た状態)心拍数で男性の場合が60~70、女性が65~75ということらしい。そして、この心拍数が高くても、低くても異常であり、60未満の場合を徐脈、100以上を頻脈ということだ。
 心拍異常については詳しく述べているサイトがあるので、詳細は割愛するが、気になるのはスポーツと心拍数の考え方である。

 スポーツ心臓(アスリートハート)っていうのは、よく鍛錬されたスポーツ選手の心臓に見られる症状であり、一般には徐脈を示すって事が良く知られている。徐脈っていうのは、安静時の心拍数が60未満となる状態であり、高度な持久系スポーツ選手では、この傾向が顕著といわれている。因みに、Qちゃんこと、高橋尚子選手は35程とのことである。
 このスポーツ選手のスポーツ心臓の挙動で度々確認されるのが、心房ブロックという症状でⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度とあるそうだ。因みに心房ブロックとは、心臓を拍動させる電気刺激は心房から心室に伝わるが、この電気刺激がうまく伝わらない場合の事を言う。

 心電図検査は、12の誘導で波形を記録する。誘導によって波形の高さ(深さ)は違うが、出てくる順にP波・Q波・R波・S波・T波・U波と呼ぶ。この内、Q波・R波・S波はまとめて QRS 波と呼ぶ。この時の心房の電気活動を見るのがP波で、この心室の筋肉が刺激されて出る波形が QRS 波である。

 そして、P波とQRS波の間隔が遅延しているのがⅠ度の心房ブロック。時々欠損するのをⅡ度心房ブロック、完全に消失しているのをⅢ度心房ブロックというそうだ。この内、Ⅰ度とⅡ度の一部は迷走神経の働きによるもので病的な症状では無いけど、Ⅱ度の一部とⅢ度の場合は心疾患の可能性があるとのことである。Ⅲ度の場合はペースメーカーが必須とのことで、考えれば怖いものである。

 今回の所見ではⅠ度心房ブロックなんで、正常の場合は、迷走神経緊張亢進によりおこり、訓練されたスポーツ選手などでは洞徐脈と共にPR間隔延長を示すということ。迷走神経緊張によるPR間隔延長(第Ⅰ度房室ブロック)は、運動負荷により交感神経緊張を起こすと正常化する。しかし、病的な場合としては、心筋炎の後遺症、薬物の副作用(ジギタリス薬など)などの際に見る。心筋炎の病歴は明らかでなく、単に風邪症状として経過している場合もあるそうだ。
 何れにせよ、第1度房室ブロックのみでは、何ら臨床症状を示さないので治療の必要はない。でも、調べる程に、スポーツ心臓と心疾患は紙一重の関係にあるようにも見える。

 ただ、現実にチョット身体が冷えたり、病院で安静状態をしっかり作って測定した時には、心拍数は35程度であり、普通の事務仕事をしている時で45程度っていうのは、異様な低さである。嬉しい反面、やりすぎはNGって部分が確実にある筈であり、もう少し、まともなバランスポイントを生活の中で見出していかないといけない。

 現実問題、スポーツ選手が健康で長生きか?っていうと、結構早死にで、身体ボロボロって例も少なくない訳であり。自分のスポーツの目的は健康長寿な訳であり、超ハードのストイックで鍛えられたアスリートを目指している訳ではないので注意が必要である。

 できれば、心拍数的には安静時で50弱、心電図所見で何の文句?も言われないような心臓にしておきたいところだが、これは難しい問題である。

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コメント

こんにちは!コメント有り難うございます。
恐らくですが、血管内のコレステロールが取り除かれ、末梢血管抵抗が低減した結果、心拍数の低下となったのでは無いでしょうか?
多分、心拍数52程度なら正常範囲だと思います。心拍数は血圧と密接な関係がありますので、測定時刻によっても異なりますが、40以下を記録しない限りはスポーツ心臓とは違うように思いますし、スポーツ心臓で陥りがちな1度心房ブロックとも違います。

投稿: 壱源 | 2011年6月 2日 (木) 13時02分

今日は、私も昨年はメタボ健診に引っかかり、これではいけないと思いランニングをはじめました。週に4日程で、10キロから15キロはしります。時速10キロ位です。おかげさまで体重は10キロ減量と、血液検査も良好になりました。が、脈拍が前は60以上あったのに、ランニングするようになってから52〜55位になってます。これもスポーツ心臓なのでしょうか?心電図や、先生の胸の問診も異常がないとのことでした。このままランニング続けてもいいとおもいますか?ブロックなんとか?というものにわたしもなってるのですか?

投稿: ひだ | 2011年6月 2日 (木) 12時39分

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