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2008年1月31日 (木)

禁煙ブーム?

 最近は喫煙者に対する社会的な制約が厳しくなってきた。
 都内ではタクシーの一斉禁煙、最近は、公共交通機関のみならず、街中での煙草はNGである。新幹線でも全席禁煙っていうのもデフォルトになりつつある。

 そういう公共空間での喫煙締め出しに加え、最近の健康ブームでの煙草の弊害、リスク、警鐘もあって、喫煙者の煙草離れを加速しているように思う。

 勿論、煙草を買うのに年齢識別カードのようなモノが必要という煩わしさや、度重なる税負担増加に伴う価格上昇といった要素もある。

 身近な処を見渡すと、自分が7ヶ月目に突入、会社でも複数の同僚が禁煙している。身内では自分のオヤジも何と禁煙しているようで2ヶ月目に突入したとのこと。

 最近は、忘年会、新年会のような席でも煙草無しで何のストレスも感じない。煙草を止めて明らかに良かった点っていうのは、実感できる部分が極めて少ないが、寝起きにおける口の中の気持ち悪さが無くなったという点が最大のポイントだ。

 ところで、煙草っていうのは一般的に健康に宜しくないと言われている。喫煙を続けると肺気腫になったり肺癌になったりすると言われている。そういう良くないものが文明によって生まれている。そう言えば、酒だってそうだ。飲み過ぎるのは肝臓にも良くない。塩分だってそうだ。これは血圧上昇に繋がるもの。この辺は法的に禁止されていないが、覚醒剤なんかもそうである。常習性があるっていうのは、本能的に欲するようなモノなのだろう。しかし、身体にとって良いことは全く無い。

 そう考えると、人間って生き物は不思議である。知恵を持ち賢い生物な筈だが、生命体の命を削るようなモノを色々と見つけている。本来、本能的には生きるために活動するって前提が在るはずだが、生きるためという本能を阻害するモノにも欲求を示している。こういう特性は人間ならではの習性のようにも見える。

 生き物っていうのは、己の身を自然に守るっていうのが本来である。禁煙っていうのはブームでなく、喫煙を続ける事で身の危険を感じる人が増えてきて、その結果の行動なのだろうか?そして、自分の目線で見える世代が禁煙し始めているっていうのは、その世代が、各々の中で喫煙によるリスクを感じ始めているだけなのかもしれない。ブームというよりも、本能的な防御行動が現れる世代っていうのが自分の目線で見える世代っていうことなのかもしれない。

 まとめると、禁煙はブームでなく、生存本能が作用し始めただけって事なのだろう。

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