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2008年1月 8日 (火)

小皇帝が支える中国社会

 1/6のNHKスペシャルで中国の一人っ子政策と熱心な親による教育の実態の特集をやっていた。
 中国と言えば、今年が北京オリンピック、そして、急激な経済発展で世界景気を牽引している一方で、その経済活動の急激な活発化による環境負荷の増大等々と様々な分野で世界の注目を浴びているが、その中国国内での教育の実態っていうのは、他のニュースに埋没して自分自身、忘れていたけれど、結構大きな中国国内問題となりつつようである。

 今の中国の状況がどうか?は正確には把握していないけど、なんか日本の40年前頃をイメージさせるものがある。44年前の東京オリンピック、その後の戦後経済成長、公害問題、受験戦争・・・・日本の場合は、その後、バブル崩壊、教育崩壊と様々な問題を露呈したけど、中国はどうなるか?

 今の中国の勢いは凄いようだけど、この中国という国家の将来を占うに、埋没していた一人っ子政策による小皇帝と呼ばれる子供達がどういう価値観を持って社会を担っていくか?が結構重要な気がする。
 確かに、教育の競争で優秀な子供を育てるっていうのは、或る意味で間違いではないけれど、その先はどうなるか?と考えると、悪い前例として日本の教育の実態がオーバーラップするのは考えすぎだろうか?
 今の中国の教育熱と、日本のゆとり教育以前の受験戦争時の教育熱というのは、凄くオーバーラップして見える。価値観は、他人よりも点数的に優位に立ち、点数を少しでも高く取るというのが全てに超越する正義のような価値観である。
 確かに、前例のある仕事をこなす上では、それで成立するかもしれないが、国際的に人件費の安さによる競争力を失った後には、前例のある(誰でも出来る)仕事だけでは、競争力を維持し続けるのは困難なように見える。

 日本の工業は戦後飛躍的に発展したが、今の日本の工業製品の実態を見ると、オリジナリティーの溢れる製品は殆ど皆無であり、日本の工業の殆どは、価格競争力だけで成立しているように見える。日本製品には世界に誇れる発明と独創性というのが欠けているのは、今の日本産業界を支えるエンジニアの育った時代における教育が、詰め込み偏重の教育で合った事と無関係とは思えない。
 そう考えると、今の中国の教育熱=模倣技術の向上、品質向上といった熟成型の技術力育成には効果的かもしれないが、新たな価値を創造するという力は育まれないように見える。

 教育というのは、国を作る上で最重要課題の一つだが、日本も中国も、教育=知識詰め込み=点数主義って言う点が極めて似ている気がする。結果、早足の社会の進歩は得られても、その進歩は、模倣が基本であり、世界を技術的にリードするという立場には為れないのかもしれない。

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