The 奇策!つなぎ法案
今の政治ネタで話題は、つなぎ法案である。
このつなぎ法案ってのは、実は結構長い法案名称であり、予算に纏わる46件を一括して扱うものだが、この法案、どうにも卑怯な姑息な奇策に見える。
姑息ポイントを上げると、
①.雑多な46件の中に、何故、道路特定財源の暫定税率維持が入っているか?
②.税率期限延長=暫定税率10年延長が既定路線?
というところが、特に不謹慎である。
①の一括で扱う案件に、国民の関心が高い道路特定財源を混入するというのは、法案の人質的な扱いで『やくざ』的な手法である。
②の期限延長の根拠は、期限切れ後においても道路特定財源維持、暫定税率延長が規定路線であり、本来議論すべき一般財源化の議論等々を、今後行いませんよ!って主張しているものであり、本来の議論を放棄している構図が垣間見れる。
こういうやり方は、利権を維持でも守るという組織の強欲さのみが目に付くのは気のせいか?
そもそも、小泉政権化において高速道路建設を白紙にして、道路公団民営化を進め、道路特定財源を見直すという決定を含めて、国民の支持により自民党に衆議院圧倒的多数が与えられている。その小泉政権の方法論あっての絶対多数であり、その政権の継続性から考えて、安部政権迄はいざ知らず、福田政権における正反対の政権運営が小泉政権の支持議員数によって推進されるという実態が強烈に間違っている。
民主党も冴えないが、自民、民主を含めて、一度、シャッフル&リビルドで判りやすい政策集団を形成しなおした方が良いのでは無いだろうか?
小泉新党というのを世間が待望しているという意見も聞くが、判らないではない。
少なくとも、日本全国に高速道路を!って気持ちも判らないではないが、結構、交通量が少なく、地元自治体住民から見れば単なる通過点で旨味が無い等の不平不満もあるし、結局潤っているのは、道路族の議員さん、ゼネコン・・・・といった業種のみである。
不要な道路の異様に存在するっていうのは、世論の共通認識であり、その認識の上で行政を担う政治家っていうのが居ないのが間違っている。
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