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2008年2月12日 (火)

写真は作品か?記念か?

 ということで、先日ゲットしたE-100RSを目的であった娘の学芸発表会で活用してみた。
 最近は、ローエンドでも600万画素、ミドルクラス?で1000万画素オーバーってカメラが多いのだが、わざわざ調達したのは150万画素の旧世代機であるE-100RSである。

 この機種を選んだ理由は、

・望遠端でも明るいレンズ
・高速連写機能
・プリキャプチャー機能
・高速シャッター
・手ぶれ補正

 って要素。この要素を全て満たすというと、現行機種を含めても存在しないのが現状だ。で、今回活用したのは、講堂のステージでの演劇風景だが、150万画素ながら合計で600枚程の写真を撮影。勿論、連写撮影なんでストロボは使用していないのだが、L判出力した範囲では、案外見れる写真ばかり。ブレも少なく極めて良好。レンズの明るさ、シャッター速度・・・結構イイ具合に作用している感じである。

 勿論、写真自体の画質?って部分では、今一なんだろうけど、写真は画質の品質よりも、被写体の表情の瞬間の方が重要。如何に、シャープで美しい写真でも被写体の表情が狙った瞬間で無ければ意味無いのである。

 そういう意味では、写真は作品としては低レベルかもしれないが、家族の記念スナップとしては最高の瞬間が撮れるのは極めて重要だ。

 このE-100RSってカメラ、当時の価格では絶対に買わない選択肢だが、今なら10000円程度で入手可能。L判出力限定で割り切れば、これほど素晴らしい機材は無いと思う。

 一瞬の表情のような瞬間を切り取るカメラは、瞬間を逃さないための機能が大事って事を改めて思い知るカメラだ。似たスペックのC-730UZでは絶対に撮れない写真ばかりが撮れて大変満足だ。

 因みに、人物の表情や動作の瞬間という動体撮影にはこういう機種が最強だが、ツーリングでの風景撮影のような静物撮影では別の選択肢がある。記憶補助としてのスナップでは目で見た風景情報を思い起こさせるための検索キーのような存在としての写真が重要であり、写真全体が写るのが大事。そして、その空気感を捉えるのが大事。

 その用途としては、全体がそれなりに撮影できるというゾーンフォーカス、パンフォーカスが大事。更には、暗闇でも写る。薄暗くてもフラッシュ無しで適度に写るってのが大事。
 そんな機能とは、人間の眼のような機能を持つカメラ。そういうのが、明るめのレンズのパンフォーカス機だ。

 人間の視界に相当する映像を記録するのは、屋外撮影で対象被写体が数m以上離れたモノの場合は、望遠寄りのカメラで、屋外の照度によらず雰囲気を描写できるカメラが最高だし、その瞬間を撮るには、なるべく手軽なカメラがイイと思う。そういう用途を限定させれば、世間の評判は芳しくないCaplio RR211ってのは結構イイ。昨日から自転車走行時に携帯しているけど、空の感じは前のA101よりも正確に写るし、目に見える視野という近景撮影では相当に印象に近い写真が撮れる。

 一方で、屋外撮影に加えて屋内撮影で対象被写体が数m以内の場合は、広角気味のカメラ、ストロボ撮影が前提のようなカメラが良い。恐らく、今流行のデジカメは、この用途のカメラが多そう。ただし、自分は現行機種のような多機能性よりも、やはり手軽な特化した単機能機の方が好み。

 考えてみれば、自分はカメラは趣味では無い訳であり、用途に応じた単機能で構わないので、写したい瞬間が撮れるかどうかの方が大事。写真で画質を捉えるではなく、その場の雰囲気というか空気感、或いは被写体の瞬間の表情を撮る方が大事。

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