« ナンバーカバー禁止か? | トップページ | 自己防衛本能喪失 »

2008年2月 6日 (水)

サドル高

 日曜日の午後、ラングスターでホームコースを走行して帰り際に、小雨がぱらついてきたのでニシダサイクルさんで雨宿り。

 そこで、雑紙をめくって目を引いたのが、未だに特集されているペダリングネタ、フォームネタの記事。その中で更に目を引いたのがサドルトップからBB迄の距離のネタ。一般にこの距離は、股下寸法×0.875~0.885って言われている。で、その数値より大きいとトルク重視、その数値より小さいと回転力重視っても言われている。

 また、ペダリング中に脚が下死点に降りた時に、骨盤が引っ張られるとサドルが高すぎ、上死点で骨盤が押し上げられるとサドルが低すぎとも解説されていた。

 で、ふと考えてみた。

 因みに、自分の場合は、その距離は700mm、股下寸法は乗車スタイルで785mmである。で、0.875という係数に相当する数値は0.892となる。言われている標準値より随分と高いサドルポジションだが、骨盤が引っ張られるか?というと、自分では、そういう気持ちも無いし、回転が上がらないか?というと、実走において常用が110rpm、最高で180rpm以上なんで、寧ろ回転数は高め。

 人によって、足首関節の柔らかさも違えば、サドルの前後位置も異なっており、こればっかりは杓子定規に決めるのは、相当に難しい。
 自分の場合、どの自転車も、自分でこれだ!と決めて位置決めを行うと、全ての自転車で下半身の三角形が完全に等しくなると言うモノ。自分のポジションが正解か否かは不明だが、少なくとも、自分のスタイルは完全に固まっている感じである。

 そういう訳で、雑紙の特集ネタが無意味とは言わないけれど、最初に数値ありきで囚われすぎると、己の固有値が見つからないかも知れない。乗り方、関節位置、関節硬さは人によって千差万別。よって、パーソナルベストは完全に固有値である。人の話、雑紙の受け売りに翻弄されすぎるのは危険かもしれない。

|

« ナンバーカバー禁止か? | トップページ | 自己防衛本能喪失 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: サドル高:

« ナンバーカバー禁止か? | トップページ | 自己防衛本能喪失 »