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2008年2月10日 (日)

献血で糖尿病検査

 日曜の新聞で目に付いたのは、献血によって糖尿病チェックも行うという。糖尿病っていうと、今や国民病とまで言われている病であり、その前段階で生活習慣病、メタボリックシンドロームっていうのは、殆ど全ての国民が知っている言葉だが、当事者以外にとって糖尿病って恐さを本当に知っている人は案外少ない。

 自分としても、尿が甘い臭いがする?程度の認識だったけど、そういうモノではなく、壊疽、失明~様々な重大疾病を引き起こし最終的に生命も脅かされる病で、大勢の認識以上に怖いモノである。

 そんな恐さとイメージが乖離した病が糖尿病だが、新聞によると、企業で勤める人のように定期的に健康診断が受診できない人、主婦等も、その検診を無料で受けて頂けるというのがメリットとして解説されていた。

 そう言えば、献血といえばHIVの検査もされているし、普通に血液検査が結構行われているもの。HIVについては、献血をHIV検査代わりに利用するなとアナウンスされているが、糖尿病の場合は逆であるのが興味深いところ。

 ところで、実は、自分は献血っていうのを行った事がないのである。

 心が狭いようだが、大昔、昭和59年末に交通事故で骨折し、昭和60年正月に手術を受けた事がある。その際は、思いの外出血が多く、輸血をしようとしたらしいのだが、その町病院では、幸か不幸かしらないが、輸血血液が無くて、結局、輸血無しで手術を行ったと聞いた。その際に覚えているのが、麻酔が覚めて傷口から滲んだ血液を見た時の事で、血液が赤くなく、なんか半透明のオレンジ色だったような記憶がある。

 それで理由を聞いたのだが、その際の説明が輸血、血液製剤等が無かったということ。
 それ以来、献血はしないという方針なんだが、仮に、その際に血液製剤等を利用していたとしたら、最近話題の薬害肝炎の血液製剤の事が頭をよぎったりするのである。

 まぁ、薬害肝炎の殺菌処理方法が昭和60年の8月前後で異なっており、今問題となっているのが昭和60年8月~の血液製剤という話もあるけど、当時の厚生行政を考えると、輸血なんかされなくて却って良かったという思いもあったりして、チョット複雑である。

 話が脱線したけれど、本当にニュースを好意的に解釈して、今は献血という事で、献血者の健康を気遣うようになってきたのだろうか?別に意図が在るのだろうか?

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