因果
先の記事でも書いたけど、どんな状況、事故、、、、にも必ず原因というものが存在する。そして、ある原因によってもたらされた結果っていうのは、原因を断ち切らない限りは確実に同じ状態に陥るものである。
これは、事故やトラブルに限らず、性格、能力、或いは、体型、疾病と全ての事柄に当て嵌まることである。
先週末の話だが、幹細胞を利用することで身体の失われた器官の再生が可能となり、寿命が飛躍的に延びるかも知れないって話をしていたが、あんなモノは、大バカ野郎である。あんな治療が有効なのは、不慮の事故によって失われた機能を再生するためにのみ用いるべき技術であり、日々の悪しき積み重ねによって発現した不調の修正に用いたとしても、必ずや、同じ問題を繰り返し起こすに過ぎないのである。
世の中の全ての問題に対して、最も一般的に行われている方法が、対処療法である。対処療法っていうのは、一見大した方法に見えても、実のところ、問題を誘発した因子が特定できず、取り敢えず終末的に現れた事態のみを闇雲に押さえ込もうとする方法であり、西洋医学なんかも、これに属しているんだと思う。ダイエットにしても外科的手法はモロにそのまんまであるし、生活習慣病の終末段階で発症する症状に対する治療も対処療法に過ぎない。
対処療法っていうのは、悪しき状況の発生を容認し、その状況を前提で対策を打つものであり、物事の動作から見ると、スマートさに欠けている。。
しかし、どんな状況にも本当は必ずや原因が存在しており、その結果と原因の関係(因果関係)を明らかにして、原因を取り除く事が最も有効な対策というのは言うまでもない。
生活習慣病、メタボリックシンドロームから肥満という状況からの脱却を目指すのに、短期集中的な手法に依存する例を多くみるが、そんなものよりも、今の事態に陥った真の原因は何か?これを明らかにすることが最重要である。
なお、これは生活習慣病、メタボリックシンドロームに限らず、人体の異常である癌発生等にも当て嵌まるのでは無いだろうか?
癌細胞ってのは、本来正常な細胞の異常な分裂によって突発的に生じたモノであり、異常な発生が多発的に生じるというのは、原因として遺伝的な要因もあるが、それ以外の体内環境の恒常的異常性による分裂不良って状況もあり得る話だ。
そんな事を考えると、何にしろ、身体にしろ機械にしろだが、どんなモノであっても、その機能を全うに働かせるにはどうすれば良いか?を考えて生活する事が、身体やモノを異常から守るのに一番有効な手立てと言える。
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