年齢で歩道走行容認!?
6/1からの道交法改正で自転車を走る場所を年齢で区分する方針が発表された。
案では、自転車は原則車道通行だが、13歳未満(≒小学生以下?)と70歳以上の高齢者の場合、歩道走行を許可するというもの。
原則的になるほど!って思う部分もあるけど、先の自転車関連のニュースと併せて考えれば、幼児を乗せた自転車も低速車両故に、歩道走行を容認するのが良いのでは?とも言える。
実質的に、家族でサイクリングという場面では、13歳未満+大人という組み合わせで自転車に接する場合も少なくないが、そういう場合はどうなるのか?と、そんな心配もしてしまうところ。
現実の道路事情、使用形態を考えれば、単純な区別で走行区分を分けるのは結構難しい問題である。
そんなユーザー側の都合以外にも、行政側の自転車通行は原則車道といっても、各自治体における自転車の扱いの違いは結構曖昧。
自転車通行区分をどこに設置するかは、自治体で様々であり、ある自治体では車道に、別の自治体では歩道に区分を設置している。同じ自治体であっても、走るべき指示エリアが歩道側にあったり車道側にあったりと非常に判りづらいのが実態。
このような混沌とした状態を整理するのは並大抵の事ではないのだけは確か。多くのユーザーは自分の立場でしか主張をしないが、自転車ユーザーも様々であり、あっちを立てれば、こっちが立たずって状況になりそうだ。
個人的には、安全対策上一番有効なのは、ヘルメット着用義務化だと思うところ。そして、年齢や型式で通行域を区分するのではなく、全車車道通行義務化が筋だろう。その上で、特別に通行条件(幅が2.5m以上のように)を満たした歩道のみで歩道通行を認めるのが一番だと思う。
どんな規則も段階的に行うのがベストであり、三人乗り問題もそう。実状を見た上でヘルメット着用義務化で安全性がどうなるか?を見るのが先のようにも思うところ。
この三人乗りの議論でも転倒した時に幼児の頭部に受ける衝撃を以て危険判定を行っていたが、現実問題、それらの補助座席は元来二人乗り用座席であり、転倒時の幼児頭部の衝撃については、高さからの落下時の衝撃の議論の筈なんで、今の報道の論理で危険を唱うならば、乗車人数に寄らず危険ということになる。
そのように考えると、補助座席を装着することが認可されている前提が矛盾する訳であり、現状との整合性を考えると、転倒時のリスク軽減が最優先であり、最も有効なのはヘルメットの着用完全義務化に向けて、幼児は自分で運転しようが補助座席に乗ろうがヘルメット着用しなければならないという施策を立てる方が遙かに現実的。
さて、今回の案は世論からどのような反応を受けるであろうか?
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コメント
ヘルメット義務化、反対ですか、、、、。
色んな意見がありますから何とも言えませんが、そういう時代の流れになるのでは?と思います。
でも、少なくともママチャリ三人乗り問題ではないですが、補助座席で拘束されて受け身が取れない幼児にはヘルメットは必要ですよねぇ。
投稿: 壱源 | 2008年3月 6日 (木) 23時41分
こんばんは。
ヘルメットの義務化?13歳未満、70歳以上の高齢者に対してという事なら賛成ですが、全年齢一律というなら反対ですね。
50ccバイクのヘルメット着用にも今だに反対です。
例えば自損事故でヘルメット不着用による怪我の場合はその分において保険が支払われなくて自己責任ということにしてでも着用しなくても良いことにして欲しいぐらいです。
投稿: morimori | 2008年3月 6日 (木) 21時36分