更に円高加速中!
円高関連の記事は前回は木曜~金曜に掛けて書いて、予約アップしたのが日曜日だが、週を明けると更に円高が加速している。月曜日には一時102円台迄付けた様子。それに併せて株価も下落の一方を辿り13000円を割り込んできた。
政界、財界では景気を不安視する声も多く聞く。そう言えば、勤務先の朝礼でも円高での差損が幾らになるって話が出てたし、、、、。
月曜日の報道ステーションで印象に残ったのは、円高、輸入品(原材料、食料品・・・)価格アップによる消費者直撃って話と、円高によるメリットを吹き飛ばす程に輸入品価格が暴騰しているという話。
こんな状況で知識人と正反対の記事をアップする事事態、気が引けるし、常識が疑われるかもしれないが、個人的には輸入品価格の暴騰を吹き飛ばす程に円高が進行してしまうのもアリではないか?と思うところ。
ニュース報道では、世界の国々が、資源を背景にしたり、コスト競争力を背景にしたりして市場を席巻している中、日本では技術力を背景にすべしって意見を言っていたが、金になる技術っていうのは、単なるスケールアップとか、価格競争に打って出るための技術でないと思うのが、報道で言う所の技術と言う言葉とのミスマッチである。
そろそろ、戦後経済を牽引してきた産業の主役が入れ替わる時期に来ているように思うところ。自動車産業を中心とした従来型産業に依存できる時期が終わりを迎えているように思う。従来型産業は既に世界の中で日本が担うべき産業では無くなっている。それ故に、コストを掛けた技術の鮮度が長持ちしにくく、価格競争に引っ張られるだけである。
価格競争に引っ張られない分野の産業の基盤となる技術が必要な時期ではないだろうか?無二の存在を高値でばらまき外貨を得る。その強い通貨をもって資源を獲得するというスタイルこそ王道では無いだろうか?
起業スタイルの中には、ニッチ狙いというのがあるけど、こういうのは個人の儲けに繋がってもボリューム規模は大きくない。王道的に要求レベルが高く難易度も高いモノを克服する。そんな発明的な技術に基づいた技術の開発が必要では無いだろうか?
こういう事を言うのは簡単で、実現するのは極めて困難というのも承知しているが、突き詰めて考えると、そのテーマに沿った解は案外得られるものでもある。誰もやらない事で新しいモノを作る。そんな創造が必要な時期に来ているのでは無いだろうか?自分が止めたら他人がやるって技術では、いまの産業構造の抱える問題は解消できない気がする。
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