期間限定ダイエットって?
最近、ネットでよく見るのが、5日で何キロ痩せるとか、春までに弛みを取るとか、、、、そんな形で、期間限定で目標をクリアするというダイエットである。
ダイエットっていうのは、今更ながら短期的な取り組みで結果を得るものでは無いし、そうではな無いって事は殆ど全ての人が認識している筈だが、実際、雑紙、ネット等の特集では、期限を切って、その期間に一定の効果を得る。そして、その効果を得るためには、何らかのモノの購入が必要って論法が溢れている。
この購入品の単価は、それ程高く無いけれど、少なくとも、5日なら5倍が必要となる。で、多くの場合は、期限を過ぎても効果を持続したければ、購入し続ける事が強く推奨されたりする。そうやって、継続的に長期間購入するというスパイラルに嵌っていく。
そう、ダイエットの本質は、短期集中っていうのは無しであり、仮に有るとすれば、短期集中で実践すれば、それなりの効果が得られる食材セットを短期間限定で売るための殺し文句であり、その効果を長期的に薦めるための売り手側の戦法のようでもある。
ここで、生じる消費者の勘違いは、その短期間で得た効果を、購入したモノの威力と思い込む事である。その宣伝による方法がダイエットの必要条件と洗脳された段階で、売り手の策に嵌っていると思われるのである。
短期集中型のプログラムで一定の効果が得られるのは、その集中プログラムで用いる食材、サプリ、運動メニューというのも多少の寄与はしているかもしれないが、同じ効果は、それ以外の方法でより安価に行えるのが現実であり、その短期集中で得られた効果の一番の要因は、なによりも本人の強い意志というのに、この手のモノに頼る消費者は気付いていないのである。
つまり、短期集中型ダイエットって文言に踊る人っていうのは、その現状の原因が自分の意志の弱さと、自分に自信を持たない性格に起因しているのでは無いだろうか?
昨今、多数見掛ける期間限定のダイエットだが、そんなモノは一切不要ではないか?というのが感想だ。
自分の一日を省みて、一日の変化を数字で突きつけられる生活こそが、一番重要であり、どんな運動生活、どんな食生活であっても、生活への第一歩っていうのは、日々の生活の記録を取る事から始めると良いのではないだろうか?
毎日、定刻に体重計に乗って体重を記録し、毎食のメニューを日記形式で残していく。取り敢えず、この現状把握から始めれば、自然と自身の問題を程度を含めて意識できるようになるはずだ。体重を記録し、食べたものの記録を残す。たったこれだけで、1年後、2年後の身体は確実に変化するはずである。
回り道かもしれないが、期間限定で体重を落とすのではなく、今の体重に陥った現状分析が先であり、問題認識こそが重要だ。
そのためには、今を形作る生活習慣を振り返る事が大事であり、痩せるという目標は後の話にして、長期的に悪しき生活習慣を自然と改善させるのが大事では無いだろうか?
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