デジタルカメラ終了!
約一ヶ月の間、ゴミカメラに散財したデジタルカメラだが、このデジタルカメラって商品は、色んなサイトや本、人の話、カタログ等々で説明を見ても、結局のところ良く判らないのが正直なところ。
正しい、正しくないに限らず色んな話がある。新しいモノ程、或いは画素数が多い程、高性能で高画質とか、、、、で、結局、今のトレンドもそんな延長線上で市場を賑わせている。
一方で、極小CCDで過剰画素数程ノイズが多いとか、色んな話が飛び交っている。
恐らくは、視点を変えればどっちも真実なんだろう。で、こんなに情報が溢れかえっている中で正常な判断を下すってのは、自分で考えない限りは実は難しいのか?って思うところだ。
確かに、新しい機種は緻密で繊細で高機能で高画質で、、、、満足出来る機械っていうのは間違い無い。
しかし、この満足できる機種っていうのは各社から多くリリースされており、それは購入を検討した時点において、どの品でも大きな差異が無いだろうし、少なくとも、その性能はそんなもんだと納得している筈。
この感覚っていうのは2年前でも5年前でも多分同じである。
結局、どれかっても同じであり、それなりに満足して使うって感じになるんだろうし、今から何年か経てば、その時代に併せたカタログ上で殺し文句が踊り、それが未来におけるスタンダードとされるんだろう。
時代が進むにつれて、そのスタンダードというのは変化して性能もそれなりに向上するものなんだろう。
そんな事を考えながら、機種に対する満足っていうのは、結局、自分との折り合いでしかないのだが、その折り合いを何処でつけるか?というのが、機種選定の分かれ目のようである。
結果的に、マイベストスナップカメラはCAMEDIA C-120という取り柄のない機種に落ち着いたけど、自分レベルの満足度っていうのは、その程度で得られるんだと、或る意味ビックリである。寧ろ、室内で高速接近する子供が撮れる点を凄く重宝しているくらいだし、仕事で機械や材料状態を記録するにしても問題ない写りが得られる。
勿論、発表会、運動会にはC-120では遠すぎて映らないので、高倍率望遠+手ぶれ補正の機種であるE-100RSを選んでいるのだが、これは年に数回も使わないだろう。この機種でも150万画素どまりで今のトレンドから見ると大幅に見劣りする機種だが、自分的には大満足である。実際、既に一度の発表会で活用して300枚にも渡る撮影で結構気に入った写真が撮れて、L判出力品質的にも不満が無いので最新機種を!ってはならない。
このように本機以上の画素数、機能に必要性が無いので、それ以上の機種が欲しい!って事にはならないのだが、実際問題、市場を席巻する最新機種っていうのは、その性能が本当に消費者に求められているのだろうか?
その辺が少し気になるところである。
ところで、今回はVGAクラスを中心に低画素数カメラも結構大量に捕獲した。その意味は、カメラ性能に寄与すると思われる特徴が如何ほどか?を確認するために入手したものが多い。
疑問1:同画素数でもCMOSトイデジと創生期CCDデジカメは違うの?
CMOSトイデジと初期のCCDデジカメを比較した。CMOS機はWS30、WS30Slim、Chameleon、ix-20で、CCD機は昔買ったDSC-V100、QV-770、C-420Lと今回買ったDS-10。結果は、データの圧縮率はCCDとCMOSの違い以上に影響が大きい。圧縮率が同程度ならばCCDの方が圧倒的に綺麗。
★CCDながら液晶無し、電池2本駆動のDS-10は好き。
疑問2:F値の違いはどう?
F2.2のix-20、F3.5のWS30Slim、F4のWS30をストロボ無しで較べた。ix-20が室内撮影が一番まとも。F値通りにWS30が一番厳しい。やっぱり暗めの場面では明るいレンズの方が良さそう。特にトイデジはストロボで近いものを撮すと真っ白け(白跳び)になる。過去のF4.6のFinepix A101/A202の暗所ダメダメ具合を確認するための実験である。
★自分的にはF4以下のカメラでないと要らない。トイデジながらF2.2のix-20は好き。
疑問3:レンズの材質(ガラスとプラスチック)の違いは出るの?
WS30SlimとWS30の違い。ハッキリ言って違いは分からない。広角気味に撮れるWS30の方が大きく撮れる分、高精細に見えるのは気のせいか?
★携帯に便利なWS30Slimはお気に入り。
疑問4:画角の違いは出るの?
35mm換算で焦点距離が違うWS30(35mm)とWS30Slim(42mm)の違い。35mmの方が使いやすい感じ。42mmなら許せるけど、RR211のような49mmでは厳しい。低画素で風景とるのは厳しい。撮るのはスナップ写真。ならば寄れるワイドが良いのが自然な理屈。高画素カメラなら望遠気味もありかもしれない。
★よって今後買うなら最低でも35mmよりワイドなカメラ。
疑問5:OEM製品で性能差はあるの?
WS30とChameleonの差。無いようで微妙にある。写真の色合いが違う。原因は不明。性能差では無いけど、ビープ音も違うし、製造国も違う。微妙だが違いは存在するようだ。
また、同じWS30Slimでも台湾製と中国製では色調が違う。個体差?製造国差?は不明だが、概ねWS30系では台湾製の方が自然。
OEM元の本家製品の方が微妙に自然に感じるのは気のせいだろうか?
★今後何か(車でもPCでも)を買うなら、本家製品にする。
疑問6:再確認。固定焦点対自動焦点
前回のQV-770対C-420Lでは圧倒的にPFの負けだけど、原因はデータ圧縮率ということに気付いた。で、DSC-V100対C-420LでもAFのC-420Lが優勢だった。
その後、PFのFinepix A101/A202、CAMEDIA C-120でPFを見直したので、再度DS-10を購入確認。結果、DS-10はC-420Lとも良い勝負してる。
★結果、PFでも妥協範囲の写真が撮れる。スナップカメラならPFのメリットが大きい
疑問7:感度とF値のせめぎ合い?
好感度FT-CCD、F2.8でも低ISO感度(20~100)のSANYO DSC-R1とISO感度が高い(100~400)C-120の比較。結果、、、、それ以外の要素(例えばオートWBの精度、動作の俊敏さ)でDSC-R1は厳しすぎる。C-120の圧勝!
と、機能確認?のために散財したけど、役割を終えても、思った通りの機能を垣間見せてくれた機種は手元に置いておきたいところ。
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