先端医療って言っても、、、
昨日、TBS系の特番でスーパードクターによる先端医療の紹介番組が放送されていた。
何時も見て思うのは、凄いな!という感嘆を覚える部分と、そこまでして良いのか?という疑問を覚える部分がある。
凄いな!っていうのは、原因が特定し辛く、生命維持に危険を及ぼすような重大疾病に対する処置であり、腫瘍除去であったり、ステント法による梗塞部分の拡幅療法だったりする。
しかし、その一方で、先日の紹介では、ドロドロ血を患者から血液を採取してオゾンによるクレンジング処理した後に戻すという療法なんかは、それって、そこまでする意味はあるの?って疑念を持ってしまう。
何でも、英国王室でもアンチエイジング効果を期待して行われているとか、生活習慣病の予防に血液クレンジング療法を行えば、ドロドロ血による疾患が抑制されるとか、ATPが増加することによって細胞が活性化される、、、っていうのは、対処療法的過ぎる気がするのである。紹介では、効果は3週間持続されるので、月に1回すれば安心とか、保険対象とはならないので、一回3万円掛かるとか説明されていたけど、効果や経費以前に、疾病予防における原因の根絶療法でないのが気に入らないところだ。
腫瘍の発生等によって神経を圧迫し、生命維持に危険が及ぶという奨励の場合、その原因が肥大化して神経を圧迫するという腫瘍であり、これを除去するっていうのは腫瘍の発生メカニズムが特定されていない現状においては、根絶療法と言えるけど、ドロドロ血云々っていうのは、生活習慣による高コレステロール、高脂肪による結果であり、生活習慣を改めるのが根絶療法であり、オゾン処理っていうのは、身体中の血液がドロドロであるという前提の対処療法でしかないように思うのである。
全ての現象は、因果関係を有しているのは誰でも理解していること。因果を突き詰め、原因を取り除いてこそ、初めて真の治療と言えるもの。医療行為でもダイエット行為でも問題となった状況には間違いなく原因が有る訳であり、その原因を取り除くことこそが最も重要だと言える。
不具合を前提とした対策っていうのは、結果的につぎはぎだらけになり、複雑怪奇な形態に帰結する。複雑になる程に矛盾を抱えるリスクが増える。そういう形態的奇形状態による矛盾の結果が、軽い症例の場合で、副作用という言葉で表されたり、或いは、社会問題化して薬害と呼ばれたりする。
現代医学なんて所詮100年程度の歴史しかないだろう。それに対して、人体っていうのは億単位の進化の結果が今の形態であり、文明として100年の積み重ねと、進化として億年の積み重ねを較べた場合、どちらが深いか?というと、当然、後者の方である。
そういう意味では、出来る限りは対処療法的な医療行為に依存するでなく、自然治癒力を最大限に活かす治療方針であったり、己の生活習慣を改めるという人体機能の理に適った活用という形で状況を改善する方法の方が遙かに安全で効果的だと言える。
全ての症状が因果の結果であり、最終的な不具合を発症するには、相当に長い時間を経ての結末であり、その結果を改善するには、健全な状態たから不健全に移行するに要した時間以上の時間が必要なのは当然である。何と言っても、どんな行為(反応)も楽な方向に流れるもの(水は高い方から低い方に流れたり、物事の反応は乱雑な方向に進むもの、、、)であり、その結果が不健全状態であるから、その反応を逆に進めるには、楽ではないのが当然であり、これは摂理に近いもの。この当然の理屈を受け入れれば、短期的かつ安直に改善を望むって考えは生まれない筈である。
そういう意味で、安直なダイエット企画商品なんてナンセンスって持論を持っているし、病気に対して強い体を作る事を目的に代謝を高める運動を心掛け、なるべく病気にならないようにしている。
ダイエットグッズなんて本来は不要なモノ。そんなモノで即効性を謳うモノが有れば、前述の摂理に従えば紛い物以外何物でもない。或いは、身体に対して強烈な負荷や害を掛けるモノに間違いないのだ。
話がそれるけど、ニフティのブログ調査によるとブログの40%は迷惑ブログへの誘導等の迷惑ブログだという。確かに、ダイエットネタの記事をアップすると、TBされる事も多いが殆どが機械的にTBされており、TB先ってのは、ダイエットグッズ販売のページだったりする。それを否定する当ブログにTBが来るなんて有り得ないだけに、こういうTBブログは当ブログからみるとスパムと同じものである。
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