ブログの恐さ
先日、ロス疑惑のM氏がサイパンで逮捕された。
何でも、その逮捕の切っ掛けは、M氏のブログだという。当時、サンフランシスコ市警で捜査に能った捜査官は、ロス疑惑が風化する中でもM氏の動向に注意していたという。そして、M氏が運営するブログサイトに辿り着き、M氏が頻繁にサイパンに来るという情報を得たのが、今回の逮捕の切っ掛けという。
M氏のブログには、恐らくは個人が特定される情報をブログに掲載し、その一方でブログにプライベートを晒していたのだろう。結果、そのブログの主をM氏と見抜いた当時の捜査官がM氏の行動パターンを把握し、そして逮捕に到ったということ。
ブログっていうのは、運営主から見ると、何時の場所のパソコンのモニターに入力している訳であり、そこでアップした内容がネットという環境を通して全世界に発信されているという意識は殆ど持っていないんだろうと思う。
そして、そんな気持ちを助長しているのが、ネットという匿名性の高い情報発信媒体によっているからだろう。
しかし、ブログやサイトが面白いってのは、内容が具体性を帯びた時であり、その面白さに拘りすぎると、内容には具体性が増えてくる。結果、匿名性が希薄になったりするのである。
今回のM氏の逮捕というニュースが切っ掛けがブログっていうのは、ブログの持つ危険性を世に改めて示したという点が実は、一番大きなポイントのように思う。
ブログっていう最近のメディアというのが、そういう個人の特定にも有効な訳であり、或る意味、最近の犯罪捜査におけるDNA鑑定の如くにも通じるものがある。
それはさておき、自分もサイトとブログを運営している。結構な分量の記事を掲載もしている。内容的にも広い範囲で、勝手な思いも結構記載している。そういう恐さを肝に銘じておかなければならない。自分的には、ネットやサイトに一般の個人名は絶対に掲載させないのを心掛けている。
ブログやサイトで今回のような逮捕者が出たり、一寸前の闇の職安という犯罪の温床問題が露呈したり、或いは、学校関連の裏BBSでいじめの温床となったり、、、、或いは、運営者に対する攻撃による『炎上』が話題となったり、、、、少なくとも、インターネットが普及する前には無かった話だが、こういう便利な情報媒体が登場すると、それに応じた問題も同様に起こっている。
そういうトラブル発生のリスクは常に承知しなければならないようだ。
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