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2008年3月15日 (土)

ブランド

 自転車のブランド名ってのは、最近は色んな名前があるようだ。
 この度、衝動買いしたルイガノだけど、これは日本専用の自転車ブランドで殆どファッションブランドみたいなモノ。大元は、カナダのルイガノさんがスポーツ選手を引退後に始めた事業であるスポーツウェア、用品の販売を展開する際に用いたブランドであり、このルイガノさんは元は自転車競技選手だったのだが、その辺の絡みで、日本の輸入元とタイアップしてルイガノブランドを生んだ様子。まぁ、完全に新興ブランドであり、商品展開も子供車~MTB、小径、ロード迄多数のラインナップでミドルレンジ狙いのブランドのようだ。
 DAHONにしても比較的新しいブランド。DAHON、ルイガノに限らず、最近耳にするブランドは自分の記憶に従うと、昔聞いた事がないモノばかりである。スペシャライズド、サーベロ、ピナレロ、キャノンデール、トレック、フェルト、KHS、、、、R&M等々から国内でもクワハラ、タイレル、、、、全てが知らないブランドだ。

 自分的にブランドというと、国産なら最高峰が東叡社、他にZUNOW、山王、アマンダ、深谷、片倉、外国製ならデローザ、チネリ、コルナゴ、ビアンキ、マスプロ品ならプジョー、ルノーって印象だが、何と言っても東叡が一番という印象であり、今の流行りは本当に凄いのかどうか?っていうと、実は良く判らないのである。

 東叡社のフレームっていうと、町の自転車屋さんで体型チェックを行いながらスケルトンを決定して完全にフルオーダーで自転車フレームを作るという処から始まる訳で、それで得られるフレームっていうのは或る意味完全に仕立てたオーダー品となるのだが、汎用的なモノの場合は、フレームの合わないポイントはステム長とか、固定位置調整で併せるのが通例で、その違いを以て、凄いとか凄くないとかを言っていたような気がする。
 材質がなんであれ、見た目がどうであれ、一番重要なのはスケルトンで、それがオーダーメイドできるのが最強のフレームって教えられた気がするところ。それが適うブランドの頂点が東叡社のフレームだったと思う。

 それに対して、現代の外国製品を国内に持ってきた場合、基本が外人体型であり手が長い体型に併せてあるのでシートが低くてもハンドルが遠くになりがちだが、日本人の体型に合わせてカーボンモノコックを焼くとは考えられないので、オーダーできる古式ゆかしい東叡社のフレームと最新のカーボンフレームのどっちが良いか?って聞かれると、自分の答えはやっぱり東叡社のフレームだと言いそうだ。

 しかし、自転車専用コースの開放日の走行や、いつものコースで遭遇する最近のスポーツサイクルは?というと、殆ど100%が、外国産の結構派手な塗り分けのカーボン~アルミのロードフレームを用いたモデル。ピナレロ、トレック、キャノンデールが殆どである。
 一方で、自分と同世代で自転車が好きな人と話すと、多くは最近の海外ブランドよりも昔の国内職人によるフレームの方が好きな様子。ふと、思ったのは、昔からの自転車好きは職人の手によるフレームが好きで、最近乗り始めた人は、海外ブランドの既成モデルが好きなんだろうか?
 そんなイメージだが、絶対性能は最新の工業製品の方が上だろうと思うけど、痒いところに手が届く気配りでは職人の手による工芸品の方が遙かに上。単体の性能は最新が上だが、使う結果としては工芸品の方が上のように思う。但し、その工芸品故に指定可能な様々な要求を自分が完璧に出せる状態に無いのも事実であり、夢は、そういう職人の手による工芸品をオーダーするに見合った自分の能力を身に付ける事。今のレベルで言っても、職人さん、或いは、昔ながらの代理店の店主と対等には話せないのは明らか。
 まぁ、こういった職人の手による工芸品っていうのは、金額でない格式のようなモノを感じる。そういう意味では、本当に憧れ的な存在だと思う。

 まぁ、そんな訳で、自分的にはブランドは何でもOKだ。ただ、臍曲がり故に、メジャーな品は興味が持ちにくいのは確か。

 ロード系ならアルミもカーボンも嫌。鋼材系フレームをラグ締結したモノが好き。
 折り畳み系なら蝶番部の構造材質重視で、アルミ系は信用できない。鉄系が好き。

そんな感じである。

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