自転車ブームの訳
Yahooのトップページには、自転車宣伝のバナーが掲載されている。そして、そのバナーには、『健康にも、環境にも、・・・・かっこいい』とある。
町の自転車に適したコースを見ても自転車は結構溢れている。みんなと話した訳ではないが、多くの人は、健康のためにって理由で乗ったり、通勤の場合は、燃料費節約のためにって理由で乗ったりしている。
この辺は、自転車に乗る事で得られる付随的な効果だと思うけど、最近の自転車ネタの取り上げられ方っていうのは、その付随的な効果が第一目的かのような取り上げられ方だ。
純粋に楽しいし奥が深いし面白いって事を全面に打ち出したような記事は、案外見つける事が出来なかったりする。
純粋に面白いから、気持ちいいから乗る。そして、その付随的な効果で健康増進であったり、エコであったり、節約であったり、そんな効果が得られると思うのだが、何故だかプライオリティが逆転している。
自転車店でも高級スポーツ車を扱うプロ?ショップでは、楽しさを説いているだろうけど、あまりにも偏った、レース志向が顕著であり普通の人には敷居が高すぎる感じであり、そのマニア度から安い自転車を馬鹿にする傾向も強いし普通で無いのが現実。
しかし、どんなに安い自転車でも、楽しいのは間違い無いけど、その楽しさを普通の人の目線で伝えるような店が案外少なかったりする。
子供に自転車の乗り方を教えて、上達と共に喜んでいる様を見ていると、純粋に自転車が楽しいと思いながら接している様子であり、そういう本能的な楽しさっていうのは、レースでも、高級部品でもない処にあるように思う。
そんな楽しさを伝えるって部分が今の自転車ブームには欠けているように思うところだ。
| 固定リンク
コメント