« TDLオープン25年 | トップページ | 新入社員 »

2008年4月16日 (水)

自転車漂流リラクゼーション

 自分は忙しなく、せっかちな部分が多分にある。結構、ガムシャラっていうのは好きである。
 単車も自転車もそうだが。単車の場合は、それでも長く乗り続けてきたせいか、ぶらり出来る単車も存在するのだが、自転車の場合は、復活して二年未満であり、基本はせっかち野郎である。

 実用目的とは言えスピママGTR号は、レーシング軽トラックのようなもので、街中で実用性維持した上でレーシー!?如何に俊敏に買い物が済ませれるか?がテーマ。
 ツーリング用とは言っても西DAHONは、一応、ショップの他の自転車に遅れを取らないために必要な装備は完全装備という、、、
 折り畳みとは言ってもオ・モイヨWW号、心の中ではロードバイク。しっかり踏んで、タイムを削るような走りをするのが目的
 殆どローラー台スペシャルとなっているけど531ロードは、乗ったら負荷を掛けてしっかり漕ぐための存在
 最後にラングスターTTっていうのも、定例コースを決めた時間で走る事でコンディションを確認するための存在

 といことで、どれもこれも『しっかり踏む』ってのがデフォルト仕様である。

 しかし、この度入手したルイガノMV-Fだが、これは踏む気を起こさせない雰囲気である。サスペンションによる乗り心地もあるし、その乗り心地を満喫するためにセットした緩めのギアレシオもあるし、アップライトなポジションも、元々のカラーリングもあるかもしれないが、色々な要素が絡み合って、結果、ペダルをガンガン『踏む』という事は考えられない仕様である。

 一寸漕いでは惰性で進む。惰性が維持できる下り坂とか追い風では、なるべく漕がない。上り坂とか向かい坂では速度無視して一番負荷を感じなくなるようなギアを選んで速度を落とすという乗り方が楽しい仕様である。

 結果、踏むのではなく、漂うってバイクであるが、こういう漂流行為は意味もなく楽しいものである。踏んで速度を出して満足するのではなく、最小限の駆動力で惰性を最大限に利用して進む。そして、の惰性走行における乗り心地を最大限確保するっていうのがコンセプトであり、極楽クルージングスクーターみたいなモノ。
 こういう漂流自転車にのって自転車漂流するっていのは、なんか心和む感じで悪くないものだ。

 不思議なもので、そう言う時は、対向車が並進しようが逆走しようが、あんまり気にならなかったりする。危ないと思えば止まって待てば良いので気にならない。そんな感じである。漂流モードで自転車に乗るっていうのは、身体を鍛えるのではなく、心が和ますという目的には良いかも知れない。

 身体のダイエットでなく、心のリラクゼーション自転車である。

 そう言えば、ロードバイクの殆どが高機能志向。小径車の多くがロードバイク志向だが、こういう極楽志向の自転車と極楽追求型の思想で自転車に乗るというライフスタイルも悪くないように思うところだ。

 自転車でダイエットするよりも、そんな効果が期待しづらいのよりも、自転車でリラ久瀬ションライフスタイルを取り入れるって方が良いのでは無いだろうか?
 多くの折り畳み、小径車ユーザーでマニアでない方は殆どそうだろうけど、改造マニア、スピードマニアの方も、敢えてロスを生むような自転車に乗って価値観を変えて風景を見れば気分が変わるのではないだろうか?

 今回のルイガノのLGS-MVFってモデルは、自分の中に隠れていた別の自分を呼び起こすという意味で凄い存在とも思える。
 なるべく漕がずに進む。そして乗り心地から路面の衝撃を吸収している自転車に感謝の意を持って乗る。そんな付き合い方も悪くないものである。

|

« TDLオープン25年 | トップページ | 新入社員 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自転車漂流リラクゼーション:

« TDLオープン25年 | トップページ | 新入社員 »