バイク=オッサン趣味?
今更というか、既に判っていた事だが、先日のニュースでも掲載されていたのが、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000000-sh_mon-bus_all
であり、二輪車離れ進むって記事で、10代の二輪車離れと50代ユーザーの増加、、、
って内容。
但し、この記事では分析が不完全。40~50代ユーザーが増加したのではなく、二輪ブーム時代の若者で今オッサンが、経済的余力+生活での育児一段落+免許制度改定といった環境の変化で、当時憧れを持っていた単車に戻る人が増えてきただけであり、決して、新規のライダーが増えているのではなく、冬眠から覚めたに過ぎない。
この内容は、メインサイト裏ページの
http://homepage1.nifty.com/firstsource/etc/japanbike.htm
にも、
http://homepage1.nifty.com/firstsource/etc/japanbike2.htm
にも記事にしているけど、そのまんまである。
そんなオッサン世代の悩みとホンネを考えると、、、今、この世代の悩みは、恐らくは肥満、メタボリックシンドロームだろう。
少し上の50代では、アメリカンブーム(当時のLTDブーム、ミッドナイトスペシャルブーム、XS-SPブーム)でハーレーマンセーな方も多いが、我々の世代は、ハーレー否定、まったりクルーザー否定、スクーター否定で、スポーツバイク命、大型コンプレックスってのが多い。
今、まったりハーレー系が大人?に人気だが、次は不惑の40代が育児に一段落する。この世代によるムーブメントの牽引は、恐らく理想はスーパースポーツだが、体型的、体重的?に、そして当時のコンプレックスを晴らす目的で、乗りやすいスポーツバイクなのかなぁ?と考えたりする。
でも、我々不惑世代の単車像は、単車における原体験のインパクトが強烈であり、本当は、みんなスポーツバイクに乗りたい筈。乗れる身体を持っているか?戻ってきた時に選べるラインナップが存在するか?これを考えると、原体験に拘るのは難しい時代になってきたのかもしれない。
まぁ、俺はリターン族では無く、80年代に買った単車が未だ現役。原体験は現役で、現体験中だ。乗り続けてこないと判らない世界は在るし、そこで覚えた走りに対するバランス感覚(攻めと守りの鬩ぎ合い的意味での)、長く同じ考えで接し続ける事で初めて見える事、気付く事、考え方、答えの出し方という部分は当時を振り返ると、今になって初めて気付くものばかり。
そういうものを大事にする程に、原体験が鮮度を失わない。多くのモノを犠牲にしてきたけど、その犠牲を払う対価として大事にしたのが二輪車趣味だが、その趣味は、自分的にオッサン趣味とは思っていないが現実だ。
単車の趣味が完結した訳ではないが、感性豊かな時代に、多くの選択肢が自由に選べる時代を過ごせたのは実に幸運だったと思う。数多くの選択肢の中で、自分的に本当に面白いと感じて虜になった世界である、2ストロークスポーツとミドルVツインという世界が消え去ったのは寂しいが、その世界の存在を知って、体験できたのは実に有り難いものだ。
やはり、単車の楽しさは三次元的な操縦自由度であり、自由自在度が極めて高い乗り物。モノを納得できる形で操作する事で感じる征服感というのが最大の満足であり、持つだけ、改造するだけ、見るだけという満足感とは絶対的に違うと思う。その感覚は身体が動かせる限り楽しめる自分でありたいものだ。
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