バラスト水処理プラントは陸上(洋上設備)でも良いのでは?
さて、この記事、予定では金曜午前零時アップ予定の記事だけど、運動前のアクセス記録を見ていると、以前の発端ネタ記事に、日立さんからのアクセスがあったんで公開を早めてみた。検索ワードから見ても、恐らく当事者さんか?って思うので、もし見られてるんならということでの前倒し公開だ。
表題のシステムについて、問題提起の発端が何か?って記事を以前アップした事がある。しかし、そんな発端は兎も角、今どうなっているか?を見渡すと、先の記事に紹介したように、三菱さん+日立さんの磁気凝集が一歩リードしているように見えるけど、これに対向する勢力も当然存在している。
そんな対向勢力の手法の一つに、塩素系等の薬剤を船舶に搭載して、この薬剤を利用してバラスト排水時に殺菌処理を行うって方法がある。
この方法は、船舶の航路の荷揚げ箇所に、薬剤供給基地を建築し、その基地から薬剤を積み込んで、船舶が航行して荷積み箇所でバラスト排水を行う場所で、積み込んだ薬剤を混入して殺菌排水するというものである。
この構想では、船舶全てに薬剤タンクと混合プラントが必要で、船舶の荷揚げ箇所全てに薬剤供給基地を建築する必要がある。
そんな中、ふと考えたのは、どうせ陸上に基地を作るのならば、供給基地を荷揚げ箇所に作るのでなく、就航船舶はそのままで、バラスト水処理基地を荷積み箇所に建設するのが合理的ではないか?って事。
そうすれば、船舶を改造する必要もないし、一箇所の荷積み基地に設備が集約できるので、非常に効率的だし、荷積み基地=輸出国なんで、産業定着の観点からも受け入れられやすいのでは?と、ふと思った所。また、その基地は必ずしも陸上基地で在る必要も無い訳で、港近辺に係留した洋上プラントでも良いと言える。
仮に、船舶サイドで処理するならば、やはり、陸上インフラに頼らない、三菱さん+日立さんのようなシステムの方が有望だと思うのは気のせいだろうか?
考え方としては、分散処理か集中処理かの選択で、その併用処理っていうのは、コスト的に見合わないような気がするのである。
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