« Kawasaki Quarter を回想する。 | トップページ | 受け売り爺さん »

2008年5月14日 (水)

普通のペダルとペダリング

 最近は、スポーツサイクルといえばビンディングみたいである。専用の金具が装着されたペダルとシューズを併せて使用する。まぁ、スキーのビンディングみたいなイメージで差し支えないモノ。

 しかし、このビンディングシステムっていうのは、どうも昔の自転車乗りである自分には抵抗感がアリアリである。確かに効果はあるんだろうし、性能も悪くないんだろうけど、、、、

 で、自分が選んでいるのは、クリートを打ち付けない形でトークリップ、ストラップで固定する方法である。
 この方法では、靴は普段の靴でOKであり、自転車を降りたら普通の靴である。

 ビンディングに対するメリットというと、自転車を降りた時の状態である。金具付きの靴では、歩く事は全くといって良い程無視気味。デメリットというと、靴の底面とペダルの位置関係がビンディング程固定されていない事。勿論、クリートを付ければクリップ&ストラップでもガッチリいけるけど、クリート打ったら靴は専用になる。

 クリップ&ストラップという構成はクリート無しでも靴底形状に少々の注意を払っておけば固定力は十分だし、気合い入れる時はストラップを強く縛り、街乗りでは緩めておけば外すのも楽々。それに、クリップ&ストラップで未使用時にはひっくり返った状態をペダルスピン(蹴返し)を上手く使って一発で足を入れるっていうのが、なんか好きなのである。

 さて、そういうのは普通のペダルではないのだが、今回のタイトルは普通のペダルの話。自分的にビンディングは無いので、スポーツバイクではクリップ&ストラップという仕様。で、ラングスターにはトラックペダルを使い、西DAHON、オ・モイヨWWではクイルタイプのロードペダルを使っているのだが、所謂、普通の街乗り自転車ではクリップもストラップも使わない。となると、両面踏みのペダルである。

 そんな両面踏みのペダルでお気に入りなのが、三ヶ島のプロムナードである。プロムナードペダルは非常にシンプルであり、靴底面に対して板状のペダルプレートの端面が垂直な状態となる。ただそれだけなのだが、靴底がテニスシューズのようにフラットでない限りは結構な食いつきである。トレックシューズ或いは、ジョギングシューズのように靴底に凹凸がデザインしてあれば、まずは足がずれる事無い。特にジョギングシューズの場合は、靴底が前後方向に湾曲しやすいように靴底にスリット上の溝が掘ってあるのがあるけど、そういう靴と合わせればスリット溝とペダルプレートがまるでクリートのように嵌り良い具合である。

 因みに愛用の靴はDUNLOPのMAXRUNってシューズ。靴底にスリット上の溝が切ってあり、まるでクリートの如くペダルにフィットする。

 今、ルイガノMVFには三ヶ島プロムナードを使い、531ロードにもシルバンプロムナードを使っている。この伝統的なデザインのペダルは結構イイ感じだ。
 三ヶ島プロムナードは、最近流行のミニベロにも似合うデザインで超軽量。シルバンプロムナードは絶版だが、同じようなデザインでシルバンストリームっていうのが最近発売されており、これは結構オススメだ。同系のシルバンツーリングも悪くないし、ツーリングライトもイイ感じ。
 因みに、ロードペダル、トラックペダルのように片面踏みのペダルはクリップを付けないなら選べない。

 固定シングルに乗る場合は、ストラップが無いと心許ないが、普通のフリー仕様の自転車なら伝統的なプロムナードペダルがオススメ。

 なんで、普通のペダルの事を書くか?っていうと、ビンディング派、ストラップ派の多くは引き脚って言葉を良く使う。でも、脚を引く力なんぞたかが知れているのが現実だし、自転車のポジション出しで重要なのは、クランク水平位置でペダルを最大の力で踏み込める位置で調整する事。
 そう、ペダルは踏む時のことが最重要である。クランクが上死点、下死点位置では、ペダル回転の接戦方向に力を加えない限りは回転力は生まれないけど、上死点、下死点、クランクを回転させるようなポジションセッティングをしている訳ではない。ましてや、引き脚でパワーを補えるようにセットする訳でもないし、引き脚に体力ば分配する余り、反対の足の踏む力が疎かになるようでは本末転倒だ。引き脚っていうのは踏む脚による回転力を阻害させない無抵抗状態となるように脚をフリーにする事では?って考えている。

 大事なのは踏む時に上手い具合に踏めるかどうか?であり、引き脚なんぞは二の次でも良いと思うのである。個人的な感想では、自転車で連続運動が可能なのは、力のピークを加えるのが連続でなく断続であるといのも一つの理由と思っている。断続故に、続けれる。そういうものである。断続故に、ペダル回転の最高の効率点でしっかりトルクが掛けれるのが重要であり、クランク水平位置以外では、力を溜めて最高効率点で最大パワーが掛けれるように踏むのが良いのでは?っていうのが私の考えである。
 具体的には、ペダルを回す事に神経質になっているのではなく、水平位置でしっかり踏めるように、上死点から水平までは下向きの力を徐々に増加させる事に留意し、下死点前後では、脚を戻す時にペダルと靴底が離れない程度の抗力を残しつつ、クランクが戻る道程の抵抗を最小に保ち、脚自体の軌跡は最短で戻しているだけである。

 そう、抗力最小っていうと、ペダルと足の裏が触れているだけの状態で、それで位置がずれないように、伝統的なペダルはペダルプレートのエッジが靴底に食い込むデザインであり、載せているだけで足がペダルの前後方向にずれにくい構造となっているのである。
 実際、昔はシューズにクリートを打ち付けていたけど、それはペダルプレートのエッジに嵌る溝を靴の裏に装着していただけで、ストラップで縛る事で靴が前後方向に動かないのである。だから、昔結構流行っていたハーフクリップというのは、足が前後方向にずれるのを軽く支える意味であり、決して引っ張り上げるための道具ではないのである。
 だから、ペダルを踏んでいない状況では、脚を畳みながら、ペダルの面と脚の裏が動かない程度の留意で良いのでは?っていうのが持論だ。

 実際、そういう気持ちで乗っていると、両面踏みでも170rpm以上回す事も可能だし、110rpm以上を連続で回し続ける事も可能だ。
 自分にとってのクリップ&ストラップっていうのは、そういう高回転状態でペダリングしている際に、路面の外乱等を受けた時に足がペダルから離れる事を嫌うのと、固定シングルで足が浮くと恐い事になるのを防ぐためである。

 引き脚を意識するのは、相当な勾配を上る時に、そう言えば引いているような気がしないでもない。少なくとも高速回転時には意識しないのである。

 そういう意味で、普通に乗るなら両面踏みのプロムナードペダルがオススメであり、足の固定は、そういう矯正器具(ビンディング)無しでも回せるようになって使う方が筋が通っているようにも思うのである。逆に、矯正器具が無いと高回転が維持出来ないのは、根本的に漕ぎ方が間違っている。器具の御陰で脚がペダルに付いている事が実感できるとすれば、それは、引き側のクランク回転に対して脚がエンブレ的な抵抗となっているに他ならないと思うのだ。

|

« Kawasaki Quarter を回想する。 | トップページ | 受け売り爺さん »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 普通のペダルとペダリング:

« Kawasaki Quarter を回想する。 | トップページ | 受け売り爺さん »