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2008年5月 6日 (火)

サドルの感想

 自転車のサドルっていうと、特に拘りも無ければ、何でも良いと思うのだが、敢えて言えば、ということで、好みのサドル、好みでないサドルがあるようだ。

 原則、堅めのサドルが好みで、アナトミックデザインでパッドが入りすぎのサドルが嫌な感じである。痛みが云々という以前に、脚を回す時にスポンジーなサドルは尻の座りが悪くロスを感じるというところ。背骨の芯が定まらないという感覚である。

 勿論、レーパンなんぞ履かないし、サドルで尻が痛いというのは全くなく、好みの部分っていうのは、脚を回す上で心地よく無いという面での好みだが、、、、。

 持っている自転車のサドルで順位を付けると、

1.531ロードのブルックスB17ナロー
2.ラングスターのTIOGA スパイダー
3.西DAHONで使ってるDAHON純正のI-BEAMのSDG
4.オ・モイヨWWで使ってるラングスター純正のサドル
5.スピママで使ってるメーカー不明、国産の昔の革サドル

駄目サドルはルイガノMVFのエラクスポンジーなコンフォートサドル

ってところ。
基本は、巾が狭いの必須。次が堅いの絶対というところ。巾が狭く、堅いのが具合良い感じ。巾が広いと回しづらいし、柔らかいと座りが悪い。
嫌なサドルは巾が広く、柔らかいモノ。巾が広い程、回すと左右に座面が揺れやすい。座面が揺れると、背骨の芯が定まらない。すると、回しにくいというパラドックスに陥る感覚だ。

 そう考えると、ブルックスB17のナローはイイ具合。巾もそうだが、革の巻き具合も良く、脚を回すと滑るように回転する。このサドルでは180rpmも楽々回るし、座面も堅く、剛性もそこそこ、身体の芯が狂わない感じ。TIOGAのスパイダーも概ね良好だが、前後方向で剛性不足なせいか、ややたわむ感じ。たわみが上下方向限定なんで脚の回りに不具合は出ないけど、160rpm近辺で身体の上下動が少し出る。

 ところで、サドルやレーパンに拘りすぎる人は、サドルの選び方が痛くないのを重視しすぎな点が本末転倒。サドルっていうのは、ペダリングにおいて身体の芯を狂わさない剛性と、回しやすさを得るための道具。逆に言えば、芯が狂うサドルほど滑りが大きく、レーパン必須となったりするだけだ。パッドを入れて、座面を拡げてって考え方は、座面の揺れが仕方ないモノという前提であり、その時点で、乗り方が変ということでもあるのでは?っていうのが俺の考え。

 ハードサドル+レーパン無しで痛くならない乗り方を見付けるのが先決。道具に変な効果を期待する程に、本質を見失うのでは無いだろうか?

 ということで、ルイガノMVFは純正のフニャフニャサドルをニシダサイクルさんで531ロードを組み上げる時に頂いた、セラサンマルコのスクーデリアHDPってサドルに交換した。これは結構、芯が定まってイイ感じ。

 最近はアナトミックデザインのサドルが多いようだが、見た目だけで、どれも今一の感じが強いなぁ、、、、。

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