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2008年5月 9日 (金)

自転車の技術

 自転車と単車のメカニック。どう違う?思うに、自転車は構造的に超単純。組み付けに際して高度なテクニックって必要なんだろうか?セッティングという言葉がまかり通るけど、これとて、乗り手と乗るモノが決まれば、迷うことなく一発で決まるモノ。その部分にプロしか判らないという微調整のスポットは存在するのか?

疑問である。

 単車と自転車を較べると、自転車のメンテナンス範囲で必要な知識は中学生の理科レベルで十分。単車は違う。単車の場合でも、機械的な作業でメンテは可能だが、メンテ行為が何を意味するか?を考えながらやろうとすれば、必要な知識は更に広く深い気がする。

 自転車の面白さっていうのは、健康、環境の他に、くそ素人でも手を出せる範囲のモノで成り立っているとう要素も捨てきれないんだろう。

 チョット詳しげなサイトを見渡しても、せいぜいワンオフパーツを作る程度。そのワンオフパーツの多くは、まぁ、物理的な障害を回避するような工夫程度のモノであり、そこにハッとさせられるような知見は見えない事が多い。工作機械が使えれば可能ってレベルでは無いだろうか?
 フレーム作成なんかを個人で行っている人は別だが、殆どがパーツ交換レベル(ワンオフのフィッティングパーツ作成も含めて)の人、ショップばかりである。

 こういう事を書いたらNGなのかもしれないが、自転車が普及している背景には、手軽に改造できる。手軽に弄れる。チョット慣れれば大抵はマスターできるという間口の広さというか、敷居の低さ、構造の単純さが効いているのだろう。

 自転車関連の情報は、ネット上で様々に取り上げられているけど、実のところ、そんなに大袈裟なモノでなく、まぁ、中学生以上ならば思い通りに出来るモノかなぁ?ってのが感想だ。

 これは、整備技術に限らず、運転する、操作するという扱う上での技術もそんなもんだと思う。何たって、構造が単純だから、少し考えれば、何が道理に合うか?っていうのは一目瞭然だろう。
 自身、自分のブログやサイトで偉そう?な事書いているけど、そんなに偉そうに書くレベルの事ではないのも確かだ。

 ただ、それでもなお、自転車競技というモノが存在し、そのスペシャリストはアマチュアと歴然とした差を保っているのも真実。そして、道具と操作の基本が単純であるが故に、その差を埋めるには、単純に見える構造や道具、操作法の奥に潜んでいる何かを掴み習得しなければならないのも事実。見た目、プロと同じ様な装具や風貌にする事が出来ても、同じにならないところに、プロや専門家の存在価値があるのだろう。

 プロや専門家が、そうであることができる何かが何であるか?が大きな関心事だ。

 最近の自転車ブームでは、チョットしたオタク、マニア、プロショップ気取りの店等溢れかえり、その情報が、実世界からネット世界に到るまで氾濫しているんだろう。その氾濫する情報の何処に真実があるか?を見抜くのは、少なくとも、ブームに乗って世界に入ってきた人には不可能だろう。

 何でもだが、どの世界においても精通の度合が深まる程に、俗化された(大衆に人気のある)考え方と懸け離れるモノ。単車でも、自転車でも、PCでも、デジカメでもそうだ。それは、誰しもが長きに渡って拘り続けた趣味の世界を持っていれば、その趣味の世界における一般的な人気と、熟練者の価値観の違いが在る事には気付いているだろう。

 一般的な人気=誰でも判りやすい人気=アピールされた宣伝による人気

 という方程式は、どんな世界でも成立する。ということで、自転車を例にとると、その世界の価値観がどうなっているか?を探っていけば、隠れた本質に気付くかもしれない。
 隠れた何かに気付くには、普通(凡人)なら見落としてしまうモノが見えるような注意力と注意を払う意識を呼び起こす知識が必要。(例えば、アルミ一つでも材質と必要な処理、処理後の特性迄考慮したり、カーボン系ならば金属と締結する部分の難しさを克服するのに何が必要か?を考慮したりという事に気付く知識。ギア比一つでも、実際の使い方に在ったモノを取捨選択する判断が必要。)それを身に付けたモノが本当の意味でのプロショップであったり、熟練者であったり、プロであったりするんだろう。
 インスタントに、例えば、尻が痛い?なら、レーパン!それでもダメなら高級サドル!とか、遅い?なら10万円以上、だめなら20万円以上とか、、、、やっつけ仕事的な対応では、決して本質が捉えれないし、専門家とかプロとは言えないのでは無いだろうか?

 そういう見方で見渡すと、なかなかプロやベテランって言える人やショップに出くわす事が無い気がする。

 しかし、最近の高級自転車人気の要素には、そういった微妙な違いを手軽に試せるという商品構成が含まれているんだろう。更には、そういう構成の違いで間違いなく良くなるという先入観によるフラシーボ効果で満足しているんだろうと思う。

 俺自身、鈍感なだけかもしれないが、ホローテックの踏み心地?も、オクタリンクも、四面テーパーも違いは判らない。微妙なベアリングのガタが出れば判るけど、、、グレードの差も不明だ。勿論、アルミフレーム、カーボンフレーム、クロモリフレームでも、それ自体の差が何か?はホント言えば、よく判らない。自転車の軽さの差もハッキリ言うと担いでいる時以外は判らない。多少の感覚的な違いは在るかも知れないが、どっちが優れるか?っていうと判定不能。
 自信を持って言えるのは、ギアが自分に合ってるかどうか?自分の疲れないポジションは何か?って事くらい。そんなもんであり、実は、自身も素人の域を出ていないのである。

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コメント

まぁ、拘りたい人が拘る。気にしない人は気にしないんでしょう。
ラングスター、固定シングルで不要なモノは付いてないので軽いですけど、ギアは固定ですので、上り坂は相当にハードです。

軽い自転車も極端に軽い奴に乗ると違いが判るかも知れませんね!自転車の重量とかギア比とかっていう数字は、単車のスペックによく似ているようにも思います。気にすれば気になる。気にしなければ気にならない。そんな感じですね。

投稿: 壱源 | 2008年5月11日 (日) 18時20分

こんにちは
へえ~そういう物なのでしょうか。確かに持ち上げた時は大きな差がありますね。持ち上げるだけなら自転車店でできるのですが、ラングスター8.5kgですか、そういうの一度ちょっと乗ってみたいものです。いやチョットじゃあ判らないかな、2、3日?

投稿: morimori | 2008年5月11日 (日) 09時42分

こんばんは!
自分的には重量差は今ひとつ判りづらいですねぇ、、、、。
スピママ16kg、西DAHONが12.5kg、レマイヨ11.5kg、ルイガノ11kg、531ロード9.6kg、ラングスター8.5kg、、、、
坂道では違いが出るでしょうが、スタートを含め、それ以外では判りません。ホント言えば坂道もピンと来ません。坂道も実際は重量差を自覚した事はありません。

一番判るのは、二階の書斎から担いで外に運び出す時でしょうか?

投稿: 壱源 | 2008年5月10日 (土) 23時34分

こんばんは
自転車の重量ってのは結構差が判るように思うのですが。(僕の場合は色んな車種に乗ったことがないので予測としてですが。)、判らないものなのですか。例として10kgと15kgだとすると5kgの荷物を載せているということでスタート(加速)時とか坂道では結構付加になると思うのですが。

最近(2年前比較)たしかにロードっぽい自転車に乗った人を良くみかけるようになりました。

投稿: morimori | 2008年5月10日 (土) 21時57分

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