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2008年5月27日 (火)

YZF-R250? -R4? -250R4?

 最近、表題のフレーズでの検索で訪れる方が多い。
 何故?って調べると、今月発売のヤングマシン誌にヨーロッパ直送スクープ?って事で、YZR-R4って250ccモデルが計画されているというネタが掲載されているのが理由のようだ。
 雑紙によると、WR250系の単気筒エンジンを搭載した250ccスーパースポーツという事で、仮にそういうコンセプトならば、自分的にはSRX250Fの再来を思わせるモノ。期待を込めるとGP-MONOレプリカ?ってイメージで、今話題のNinja250Rよりも遙かにハートをくすぐる存在になりそう。(間違っても?ZEAL流用の四発なんぞ乗せるなよ!?)

 さて、そういうことでヤマハの250ccクラスのスポーツバイクを振り返ってみると、日本のメーカーはホンダ以外は基本は2ストロークメーカーであり、ヤマハも例外ではない。
 但し、今回のネタは4ストロークマシンなので2ストロークヒストリーはサッと済ませると、ヤマハスポーツの250ccを世に知らしめたのがYDS-1て空冷パラツインのモデル。このモデルが発展して、DXを経て空冷最終のRD、RD時代は比較的長く最終はキャストホイールにRZ風デザインのRD-SPを経て、御存知RZ、その後RZ-R迄がピストンリードバルブ吸気エンジンでそれ以降がケースリード吸気式の新世代2ストロークとなりTZRが登場。TZRも初代パラツインから後方排気、Vツインと来て消え去った。2ストロークの進歩はRZで水冷化、RZ-Rで可変排気タイミングコントロール(YPVS)、2XTでメッキシリンダー、3MA以降が電子制御多用と急激に進化したのだが、時代的にはRDの時代に、第一期の2スト危機直前に4ストロークメーカーとしての転換を計ろうとしていた。

 そんな中(第一期2スト時代の後半に)登場したのが、上位クラスのGX400ってモデル。これは、上級のGX500の角形最終モデルに似たデザインのヨーロピアンデザインの180°クランクの空冷SOHCモデルだったのだが、これは結構良く走るモデルだった。そして、このモデルのエンジンスケールダウンモデルがGX250ってモデルである。
 ヤマハの4スト250ccは400ccのお下がりモデルとしての登場だったけど、それは他メーカーのお下がりモデル同様に走らないモデルであった。

 このモデルの登場後暫くしてから第1期アメリカンブームの到来でXS650SPの弟分としてのXS250SP(GX250に段付きシート、アップハンドル、リア16インチにメガホンマフラー)は結構なヒットモデルとしてあったが、それも動力性能二の次の分野故の事である。このモデルの陰に隠れGX250もマイチェンして存在していたが、角デザインから丸系デザインで殆どアメリカン的なモデルとなりオッサン需要で成立していただけだ。その後、RZ250の登場と併せGX250SPもそれなりのデザインとして生まれ変わったが、時代的には250ccはZ250FTのような専用設計が生まれ始めていたために競争力的には厳しいものだった。

 この70年代を引きずったモデルの次が400ccではSECAって相性を持つ未来的なXS400Eが登場したが、これはダイヤモンドフレームに角形のXZ風、RZ50風デザインでDOHCエンジンのモデルである。で、250ccはまたまたお下がりのXS250EってモデルでVT250Fのライバルと為り得る筈の無い有り得ない存在だ。
 この250ccがお下がり4ストのファイナルモデルだ。

 その後、ホンダのVT250Fのヒットを見て登場したのが、超コンパクトで超高回転の御存知FZ250、フェザーってモデル。これは老若男女に大ヒットして、その後のマルチブームの火付け役となった。このFZ250にレプリカ外装を付けてモデルチェンジしたのがFZR250、FZR250はその後EXUP等装備して乗りやすいレプリカとしての地位を確立した。この初期のFZRは角形断面パイプを用いたダブルクレードルフレームを持ち、FZRというよりも上級モデルを見るとFZ400RとかFZ750の系統であり、FZRという名前自体には違和感を感じていたものである。まぁ、エンジン自体が前傾のジェネシスエンジンだったんでFZRって名称になったのあろうけど、それを言うとFZ750も最初からFZR750にならないとNGだという思いが強い。話が逸れるけど、個人的にはFZRという名前はデルタボックスフレームが必要という印象だ。このFZRの初期モデルはライバルのCBR250Rが登場するまでは、女性ライダー御用達のモデルでレプリカバイクに乗る女性用バイクって地位を確立していた。このFZRは最終的にはデルタボックスフレームで名実ともにYZFレプリカ的なFZRとして熟成が図られていったのである。

 そんな並列四気筒系とは離れた立場でフェザーの登場と同時期にデビューしたのが、やはり女性を中心に支持を獲得したSRX250/Fである。
 これは当時の最新鋭オフ車であるXT250TのDOHC4バルブエンジンを用いた4ストシングルでCB250RSを一気に過去のモノとするようなイタリアンデザインと高性能を兼ね備えており、250ccシングルスポーツの地位を不動のものとした秀作である。
 このSRX250は、その後も長きに渡り、シングルレースカテゴリーでは一線級の戦闘力を保ち続けた優れものであり、市販状態の穏やかさの裏で秘めたポテンシャルを持っていた。
 このクラスでSRXは、各メーカーが様々に投入したモデル(スズキのNZ~グース、ホンダのCBX系、カワサキのCS)全てを退けて、単気筒ロードスポーツとしては無敵の存在感を誇っていた。

 そういう背景を踏まえると、嘘か誠か知らないけれど、YZF-R4ってモデルがWR250エンジンで登場すれば、正しくSRX250の再来である。時代最先端シングルエンジン搭載のロードモデル!登場を願いたいものだ。

 カワサキファンだけど、出ればグースの買い換え対象に為りうるモデルである。

 まぁ、出てみないと何とも言えないけど、仮にシングルエンジン搭載なら『さすが!ヤマハ!』って印象で、多くの人にとっては何故マルチでないの?って印象だが、レプリカ時代以前を知る人から見ると、逆に予想通りって印象になるんだろうなぁ、、、、。

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コメント

純粋にYZF-R125の車体にWR250のエンジンで出てくれると惹かれますね、、、、。
グース号、350ならまだしも、250は車体デカイ感じしますし、このクラスならNZ、CBX-S、CS程度のサイズ、つまりはSRX250のサイズがエエですなぁ、、、
そう言えば、SRX250の最終モデルはSDR、TZR125最終モデル辺りと共用パーツ多かったのを思い出す。
ヤングマシン誌の情報は怪しいですが、期待ですねぇ!

投稿: 壱源 | 2008年5月27日 (火) 21時32分

こんばんは、いつも楽しく拝見しております。
某バイク掲示板でも結構このネタで盛り上がってましたよ。
私としてもこれは大歓迎です。
ちょうど350の後継を探していたので、もし出れば…
と期待してます。

投稿: もち | 2008年5月27日 (火) 19時31分

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