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2008年6月24日 (火)

全身運動のススメ

 ダイエット効率が高いとは?即ち、高い出力を長時間連続して発揮させる事が出来るか否か?に掛かっている。

 そう、高い出力=沢山の筋肉を動かすって事。しかし、沢山の筋肉を身体の局所で動かそうとすれば、その部位が超マッチョになる訳だ。でも、同時に色んな部位の筋肉を動員して動かすってなると、局所自体はムキムキマッチョにはならなくて済む。

 ということで、ダイエット効率が高い=高い出力×長時間、高い出力=沢山の筋肉、沢山の筋肉を動かすなら、全身運動>>局所運動ということ。

 最終的には、ダイエット効率が高いっていうのは、全身運動っていうのが一番である。どんなにムキムキマッチョであっても、そのマッチョ筋肉の一部と、普通体型の人の全身運動で使う筋肉を比較すると、絶対的に後者の方が使う筋肉量が多い訳であり、当然と言えば当然である。

 全身の筋肉を緩く使う事で長続き運動が出来る訳で、それを繰り返すと、全身の筋肉へ酸素、糖分を送る機能、即ち、心肺機能が鍛えられるって訳だ。

 そんな全身運動の最右翼が水泳である。水泳の場合、下手くそで、フォームもグダグダであっても、水に入れば全身が水圧から刺激を受けるし、水の中に入って普通に動く(歩く)だけで全身に負荷が掛かるし、ウエイトオーバーな人でも関節に負担が掛かる事もないので超オススメである。勿論、熟練者となれば同じ時間でも相当な長距離を楽々泳ぐ事もできるだろう。

 この水泳に次ぐのが自転車かもしれない。何と言ってもサドルに腰掛ける運動であり、ウエイトオーバーな人にとっては長時間運動で膝に掛かる負担が少なくて済むのが何よりである。但し、水泳のように万遍なく全身の筋肉というよりも、身体の各部の筋肉を使っているという感じで、全身の筋肉の使用率からいうとかなり劣るのだろうと思う。そんな低い使用率に加え、自転車漕ぎって行為の中で、ポジション、機材の調整って部分が大きなウエイトを占めるのも大きな違いである。

 今更ながら、こんな事を書くのは、水泳で1時間で900kcal以上の消費運動を行って感じる疲労感といえば、全身が多少怠いくらいで、限界には程遠い感じだが、自転車で1時間900kcal(ホームコース全力走行二本)の場合は、水泳の比でないくらいに疲れを感じるのだが、これは、やはり全身の筋肉の使用率の違いによる使用筋肉の疲労蓄積度の差によるものと言える。水泳の場合は、局部負荷が低いために乳酸自体も局部に溜まっていないけど、自転車の場合は、局部負荷が高い箇所があり、その部位に乳酸が溜まった結果、疲労を感じるのだろうと思う。逆に、自転車で楽々ペダリングをすると消費カロリーは一気に落ちるのだが、この場合は、同じ時間で比較すると、自分の場合は水泳の1/2程度になる。という事は、使っている筋肉が1/2程度って事なのかも知れない。

 やはりダイエットを効果的に望むならば、水泳が一番である。これ程の全身運動は無い訳である。自転車の場合は、下手くそ、ビギナーが載ると、機材の調整、姿勢の調整が当然グダグダであり、そうなると、更に全身の筋肉の使用率が低下し、結果、全身運動から懸け離れていくのだろう。それが所謂、ガチャ踏みであったり、重すぎるギアを踏む事による膝故障であったりする。その反対の高ケイデンス崇拝も実は回しすぎる事自体が、全身運動とは異なる運動となるのが案外忘れられている。

 毎週の水泳でプールで見るスイマーっていうのは、何れも上手いなぁ!って感心する事が多い反面、定番自転車コースで見るサイクリストは、何れも今一だなぁ!機材が泣いているなぁ!って思う事が多かったりする。っていうよりも、全身運動の極致であるスイマーの方が全身に渡る筋肉量が遙かに豊富であり、本来ならば他の陸上競技よりは全身の筋肉を使うとは言え、水泳に比較すると使用筋肉部位が偏る自転車の場合は、使用部位の筋肉が或る程度発達しているのが普通だと思うんだけど、最近の身体の線をモロ露出しているサイクリストの身体の線の細さは、結構印象的。どちらかと言えば、文化系、美術系の方に近い方とかが多い感じである。
 ただ、自転車にしても付き合い方が色々であり、淡々とスローペースで長距離志向(ランドナー、スポルティーフでの旅行車)の場合は、他の競技で言えばマラソンランナーみたいな傾向になるんだろうし、ハイペースで中距離系(ロードレース競技)の場合はスイマーみたいになるんだろうし、超ハイペースの短距離系(トラック競技)の場合は、100m短距離ランナーみたいになるんだろう。

 話は逸れるけど、もうじき北京オリンピックである。その中の注目のアスリートである北島選手なんかが、自転車に乗ると相当に強烈そうである。

PS そうそう、水泳の場合、水の中の運動ということで、水中に居るだけで体温を保つのに脂肪も燃えてそう、、、、今日の打ち合わせで、来客の方との余談の中で出た話。追記追記!

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