おいしいダイエット商法
今朝の地方新聞での話。
ダイエット、美肌をターゲットとした未承認薬販売で荒稼ぎをしていた会社(美容機器・化粧品販売会社「Dr.エイジレス倶楽部」)の経営者が逮捕されていたという話し。
罪状は、未承認薬販売という薬事法違反の罪だそうだ。対象商品?は、新陳代謝の促進をうたった「ヒトプラセンタ」で国の製造販売承認を受けていない無承認薬、新聞記事によると、針のない注射器を腹にあてて薬液を注入して使用する。しかし、その効果はなく、あざや内出血が残った購入者もいたとのこと。更に医薬品販売に必要な東京都の許可を得ておらず、昨年11月、同容疑で県警の捜索を受けており、現在は稼働実態がない。
この業界では、情報の発信がネットのホームページ等が多く、営業実態がどうか?っていうのが見えにくい上に、似たような販売店が異様の沢山ある訳だが、この内、如何ほどがマトモなのだろうか?ダイエット、フィットネス商法っていうと、ブーム的な盛り上がりが多く、学会等で一つ目新しいネタや器具が紹介されると、同じモノ、類似品を扱う販売店が異常繁殖状態で増殖し、数ヶ月の内に価格が1/5程度迄落ち込んで消えて無くなるというパターンが多く、繁殖増殖した販売店も同様に増えては減ってを繰り返しているようである。
まるで、一つの餌に食らいつくウイルスの如くである。そのように急激に増殖する販売店には、マトモな所から、一度限りの儲け狙いって所迄様々だけど、ネット上のホームページの立派さだけからは、それが企業実態を反映しているとは言い難い。
特に、ダイエット、美肌、フィットネス関連の顧客っていうと、若い女性、高齢者、メタボを少し気にする中年男ってパターンが多く、彼らが、氾濫する情報の中で本当にマトモな商品を扱う、マトモな経営実態を持つショップから買い物が出来ているか?っていうと、被害者が居るという実態から見ると、かなり厳しい現状が浮かび上がってくる。
一般に、一目見て怪しい商売があるけど、そういう怪しい商売が堂々とネット上で宣伝されていたり、車関係雑誌、女性週刊誌の広告欄にも掲載されている。誰がどう見ても胡散臭いと思うのだが、少なくとも、公衆の面前に出すことを規制すれば、胡散臭さが感じ取れない被害者も減らす事が出来そう。
宣伝を打つって事は、公に情報を発信する訳で、発信情報に虚偽記載、誇大広告があれば厳しい刑罰を与えるとか、掲載するメディア、出版側にも罰則を与える等の浄化策を打つべきのように思う。
このダイエット・美肌業界の隆盛と、携帯出会い系サイト、一攫千金系グッズ販売っていうのは、どれも似たような感じを受けるのだが、規制されることなく伝統的?に存在しているのは間違っているように思うところだ。
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