健康番組への要望
最近は頻繁に健康番組が放送されている。それだけ国民の関心が高いという裏返しでもあり、その関心の高さが番組製作に、そして放送頻度が関心を更に高めるという感じ。
そういう放送頻度の割に、内容的には殆ど差異の無い状態ってのが妙な感じを受けるところ。
確かに、終末症状に切り口を持っていけば、様々な症例の紹介となるのだが、終末症状で恐怖を煽る番組の視聴者が家庭で視聴している現実を考えると、視聴者の殆どが無自覚症状で、終末状況に陥っていない予備軍的な人が多い。そういう現実に反映してかどうかは知らないが、番組における様々な終末症状の根本は何か?その対策は?って切り口で番組が進行しており、結局は、終末症状の前段である生活習慣病の予防って部分に回帰している。
糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、肝硬変、肝癌・・・・・・果ては、アルツハイマー症等々に到る多くの疾病の予防として、生活習慣病の改善で結論付ける番組構成となっている。
全ての番組での結論は、
1.生活習慣病からの脱却
・適度な運動
・朝型生活、早寝早起き
・三食バランスの取れた食事
・過度な飲酒習慣の解消
2.喫煙習慣の解消
って事となっている。どんなに終末症状が違っても、全ては、この結論である。
しかし、こんな事は誰にも判っている事である。判っているけど続かないのが問題なのである。今、この判りきった事を実現するためには何が必要か?って切り口の情報が求められているのでは無いだろうか?
そういう切り口では、
『レコーディングダイエット』
って方法が、思い付くところ。詰まるところ、日記を付けるということで、よく言われているダイエットブログを開設したり、体重変化グラフを作ったりと通じるモノ。
記録のために行動するって気持ちが沸き上がる人には、この記録生活っていうのは有効だが、記録のために行動しようって気が起こらない人には厳しい。
自分の場合は、
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2008/06/post_a38b.html
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2008/06/post_7e8e.html
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2008/06/post_ef3f.html
に書いたけど、スポーツを趣味として取り組んで、老化に抵抗しているのだけど、気持ちの保ち方を如何にするか?って切り口で番組を特集するのも、これからの健康番組の方向性の一つだと思う。
スポーツの楽しさを素人から熟練者に到る過程で、楽しみ方の一例を紹介するようなウキウキ番組をアピールして貰いたい。同じ番組でも、黒っぽい背景と深刻な効果音で、恐怖を煽る健康番組よりも、何だか楽しそっ!って雰囲気で、誰もがやってみたくなるような番組構成が、今の時代には必要なように感じるところだ。
ライフスタイルを再構築するには、そうするための動機付けが最も大事である。何するにしても、動機無くしては続かない。表面的な楽しさよりも、心の底から楽しさが伝わってくるような番組構成が一番良いように思うところだ。
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