From ○○.go.jp
最近、表題のようなところからのアクセスが多いようである。go.jpって言えば、政府機関である。衆議院、参議院、色んな省庁、独立行政法人・・・・多くが、摺動技術かバラスト処理か環境技術、硬質材料関連、自転車の三人乗り等々の検索でいらっしゃるようだ。
興味深いっちゃぁ、興味深い話。殆どの方が、検索して記事を見て、プロフィールページを見て、又、記事を見て、、、、って移動履歴である。
検索される語句というと、結構専門分野ネタであり、その分野の動向は?っていうと、自由主義経済の論理で経済性が物事の判断指標の上位となっている様子。
しかし、儲かる、儲からない以前に、どの専門分野ネタでも、その判断指標は別の基準で行うべき時代に来ているのでは?というのが個人的な感想だ。
自由経済の論理で世界中の国々がアクションを進める事は、破綻への序曲となっているのでは?と思うのである。
少なくとも、技術的なアプローチで手法の選択を行う場合は、経済性以前に、アプローチの本質が問題の本質に合致しているか否か?を見極めるべき時に来ているのではないだろうか?
例えば、温暖化ガスを例にとると、排出枠は取引すべきものでなく、絶対的に排出量を削減するという大前提を覆しては為らないものだし、バラスト処理で環境保護を唱う場合、排水物質自体は、自然界に存在するモノに限定するという前提が無ければ新たな問題を生みかねない。先行待機ポンプにおいて気中運転をいう無潤滑発熱運転を行う系においても、発熱源である回転軸外周に軸より小さな膨張係数の超硬合金を用いる事自体ナンセンスである。
経済性優先の手法の場合は、排出物等について規制内だから大丈夫という論理を振りかざす事が多いけど、その規制値自体の根拠が結構あやふやであり、その弊害が予測出来ない結果が過去の公害病や薬害に繋がってきたという過去を学習すべきなのである。
それでも尚、このような経済性が上位に来た選択肢が採用の可能性を残しているっていうのは、本質的欠陥以前に、利益追求という自由経済的思想が残っているからであり、その経済性によって得た競争力で勝負するっていうのは、本質的に間違っているのでは?と思うのである。
今、日本という国の産業が世界に勝負を挑む際に、競争力を価格競争力に頼っていては将来の勝ち目は無いと思う。本当に価値あるモノを価値に見合った金額で勝負するという体質に変わるべき時代に来ているのではないだろうか?政府機関等公的な組織は、本質的に優れたモノを見出し、そのコストが普及の阻害因子となるような場合には、その阻害因子が普及の妨げにならないような施策を施すために存在するようなものであり、そういう見方ができず、経済性のみでしか物事が見れない機関は消滅した方が良いようにも思うのである。
このサイトを技術用語で検索してお越し下さるお客様に、そんな思いが届くことを期待したり思うところである。
まぁ、くだらないダイエット系日記サイトだけど、ダイエットにしろ、技術論にしろ、或いは、自転車、単車にしろ、なんでもだが、全てのジャンルにおける行動には目的があり、その目的達成の近道っていうのは、目的の原因となる問題を筋道立てて理解する事っていうのは共通した考え方である。近道というのは論理が破綻しているか否かのみで評価すべきもので、楽か苦か?儲かるか?損するか?っていうのは二の次の話なのである。
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