自然治癒力維持への相反因子
自分の考えでは、基本的な人間の生活環境でもたらされた身体の不具合っていうのは、初期段階では原則、放置プレーという考え方である。
但し、人間の本質的な生活環境以外の要因で抱える不具合や、不具合に気付かずに疾患が重症化したような場合は、医療行為に依存するという考え方だ。
例えば、話題の生活習慣病だが、これは重大疾病である糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞に到る前段の高血圧、血液成分値異状への序章であり、その兆候が検査数値の乱れや肥満という初期症状を呈したモノと考えており、それ故に、自覚症状のない生活習慣病状態っていうのは、その疾病系統では初期症状故に、医療行為に掛かる必要が無いという判断だ。
日本人の死亡原因のトップに位置する癌は、癌の発生が正常細胞の変異によるもので、変異の理由が細胞にとっての異状な環境という説を考えると、細胞にとって異状化する環境というのは、現代人の文明生活による本質外の環境負荷によってもたらされているのでは?と思っている。判りやすい例が、野菜不足による消化器系がダメージを受けて生じるポリープ、癌、或いは、喫煙習慣による呼吸器系の癌、更には、強度の紫外線負荷による皮膚の癌が思い浮かぶけど、癌という異状細胞は、古代人の生活では生まれなかったモノでは?という思いが強いのである。それ故に、癌っていうのは、無自覚でも受ける異状環境負荷によって作られるモノでは?という意識故に、早期発見、早期治療を心掛けたいと思うのである。
もっと身近な例では、怪我、骨折等があるけど、骨折にしても人間の本質的な能力を使った生活の範囲では、殆ど骨折なんぞ有り得ないのである。人間が自分の身体を使った動きの範囲で受ける損傷の程度は知れている場合が多いけど、自転車、バイク、車等々の交通手段で身体能力以上の速度からの衝撃で受ける場合が多い訳で、人体の想定外の負荷による骨折等の修理?は、やはり人為的な行為が必要だろう。
しかし、生活習慣病と同様に、普通に歩いたり、走ったりする中で遭遇する怪我による損傷、具体的には、切り傷、擦り傷という外傷については、人間の本質的行為で普通に遭遇するトラブル事例であり、そのような本質的活動過程で受ける怪我は、人為的な医療行為っていうのは殆ど不要ではないか?と思うのである。
大抵の外傷は、放ってたら勝手に治るのである。
生活習慣病にしろ、軽傷に属する外傷にしろ、人間の本来の機能のみを使う生活で受けるトラブルっていうのは、案外、医者に掛かる必要もなく、自然治癒力で治すっていうのが一番なように思う。
そして、そのような自然治癒力っていうのは、人間本来に備わっている力であり、その本来の力っていうのは、複雑な人間の生体機能がしっかり機能するには、人間の機能のネットワークの殆どが未知な現代では、軽度な疾病や、ダイエット等で安易に化学物質を投与して、必要物質の分泌条件を阻害するような行為は慎んだ方が良いように思うところである。
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