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2008年7月28日 (月)

品種改良野菜と環境

 表題の自然には無い野菜が話題なんだそうだ。なんでも生活習慣病撃退にも効果的な栄養バランスを持つ新種も生産されているという、、、、。この新種は、不自然に生まれたモノだけど、遺伝子組み換えとは違う種の交配によって作るモノ。種の交配というのは、人為的な遺伝子操作ではないが、結果的には遺伝子の組み換えと似たようなモノと捉えることも可能だが、全く異なる種が掛け合わせれる訳では無いので、一般には安全とされているもの。
 種の平均値っていうのはメンデルの遺伝の法則等によって優劣の適当な分散によって決まるものであり、初期の品種改良というのは、この優性品種のみの選択で種を繋げて得たモノだったりする訳だが、そのこと自体が、種の原則を踏みにじる行為でもある訳だ。

 確かに、品種改良という名の技術革新で農作物の収量アップが図られてきたし、今は、野菜と果物のハイブリッドのようなベジフルーツなる品種改良野菜が表題の如く注目されているみたい。

 ただ思うのは、こういった品種改良野菜というのは不自然なものであり、自然界的に言えば奇形種である。こういうモノは種子等を野生に帰す事の内容にしなければならないのでは?と思うのである。

 環境問題で話題となっている外来種の帰化、或いは、混血、新種というような訳の判らない生態系が生まれつつある現代において、栄養分とか、収量とか、人間に都合の良い解釈での新種を作るって言うのは、一種自然への冒涜とも思えるのである。

 結構、人間はこのような生物というか生命への冒涜を自分の都合だけで、一方では帰化生物駆除、環境保全といってみたり、一方では新しい技術による収量革命とか、ダイエット技術革新とか言っている。都合の良い生き物である。

 因みに、自分は、こういう野菜を食うか?っていうと、幼少期において食った経験の無いモノに対しては臆病な性格であり、トマトは赤、ピーマンは苦い緑色、、、、そんなイメージであり、それ以外は生理的に拒否してしまう傾向がある。勿論、そうは言いながら流通している米(品種改良種だろう)は普通に食っているのだが、、、、。

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