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2008年7月18日 (金)

基準値って?

 健康維持のための血液検査等々の各種検査項目には正常範囲というのが定義されていて、その範囲を逸脱した項目によって疾病状態を推定するっていうのが、まぁ、普通の感覚である。
 この健康な数値ってのは、根拠が何処にあるか?っていうと、実は、考えた事が無いし、その数値が最適であるという根拠も知らないのが正直な所である。一般に基準値が最初にありきであり、その数値から外れたら何が疑われるというのが皆の認識だが、この基準値の絶対性は何を意味するか?っていうと結構難しいものであろう。

 幅があるっていう事からも、基本的には健康というか疾病状態に無い人の検査数値を正常値として定義するという統計的な数値か?と思うけど、実際のところ定かでないのである。

 多くの人の注目のマトであるダイエットでも、効率的な運動強度が幾らで・・・・って話は良く聞くけど、その運動強度を求める上で必要な最高心拍数っていうのもあやふやな場合が多く、そんな曖昧から出た運動強度で●●%・・・・って考えも違和感アリアリだったりする。

 さて、そんな風に考えると、何でも数値っていうのは、その意味が実は非常に解りづらいものだったりするのである。

 そんな中、生活に直結する上で危険を感じる数値が、所謂、衛生基準であったり、環境基準であったり、保険基準という言葉で耳にする数値である。これは原発における放射線量であったり、或いは排出ガスのNox、Sox濃度という数値であったり、或いは、最近流行の風力発電の低周波ノイズだったりする。で、その数値っていうのは、現在の短期的な観測、或いは、極限られた標本検査における異状発生が認められないという程度の数値であり、基準で定められた数値なら大丈夫か?というのとは別の議論ではないか?と思う事しばしばである。

 結局、未知のモノ、予想外の事例は数値で特定化されていないけど、その結果が過去の公害病(水俣病、四日市喘息、イタイイタイ病・・・・)とか、厚生労働省の医療技術過信による薬害エイズ、薬害肝炎、或いは、帰化生物による環境被害という事態を引き起こしているのが実態である。

 色んな産業界の事業者が、省庁が定義した基準値内だから安全だ!という宣言をする例は非常に多いけど、それはとても危険なように思うところである。その基準は、あくまでも、その時点の限られた知見の判断結果であり、それが即安全という筈が無いのではないだろうか?

 特に、原発誘致自治体、電力会社の言い分として良く聞く環境基準に適合・・・・って言葉は強い違和感を感じるし、その環境基準値自体の信憑性が疑わしいと感じることが多い。
 まぁ、そんな事ばかり言っていたら、新しい事は何も出来なくなると言われかねないが、個人的には、工業、製造業といった産業が主導する社会構造は不要であり、エネルギー開発、土木事業開発なんかは無用ではないだろうか?と思う事が多い。農林水産業主体の従来の価値観から見ると不便な社会の方が、これからの時代にマッチしていると思うところである。

 本当の意味で数値の意味を理解せずに、数値に入った出たという事で、単純に行動するっていうのは、結構なリスクをはらんでいるように思うところだ。

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