本能の欲求は三つだけか?
食欲、睡眠欲等(他の一つは検索ワードで変な検索エンジンに掛からないために語句は載せない。)、本能三大欲求というのはよく知られたモノ。
本能っていうのは、生まれつき行う行動を駆り立てる性質という定義とされている。
生まれつきの行動衝動っていうのは、個体を維持する上で必要な状況を得るための衝動であり、その加減の調整も個体維持の具合を調整することで行われている。
そう、食べ過ぎ、寝過ぎ、、、、等の異常っていうのは、衝動が過剰に起こった結果であり、衝動が過剰に起こるには、それなりの理由があって、その理由から見ると、衝動の過剰反応というのは寧ろ健全な状態とも考えられるのである。
衝動の過剰反応により、例えば過食行動の結果が肥満という結末に陥ったとしても、本能行動の結末と考えれば、もしかしたら、肥満という異常状況だとしても、その異常による生命の危険以上に危険な状態に陥る事を過食という逃げ道で対処しているだけとも考える事ができる。
つまり、肥満に陥った人が過食に走らなかったら、肥満以上に危険な状況になっているのでは?と思うのである。
そう考えると、先の記事ではないが、肥満に陥る過食を強引に制限すると言う事は、肥満に到る過食行為で個体を守っていた道筋を奪う事であり、その結果が、より悲惨な結末を招くのでは?と思うのは自分だけだろうか?
肥満の原因を過食行為とするのは有りだけど、過食行為の原因は、欲求本能が満たされない事が食欲によって満たすという代理行動とも言える訳であり、適度な食事料で食欲が満たされるように、他の部分で感じる欲求が他の行動で満たされるような生活サイクルというか精神性が重要という考え方である。
本能の三大欲求が、寝る、食べる、子孫を残すという事だけならば、食べ過ぎに到る不満因子が、寝れない、子孫を残せないというジレンマの結末とも言えるのだが、それだけでは無いように思うのだが、案外、本能の欲求というのは、この三つだけでなく、より多くの欲求が複雑に絡み合っているのでは?とも思えるのである。
色んな欲求、例えば、金欲、名誉欲、、、、、色々とあるけれど、これらは全て本能による欲求ではないか?と思うのである。
欲求というのは、人によって様々だけど、その欲求が個人にとって色々な選択肢がある程に、欲求未達成による不満を感じにくくなるのは確かであり、人生において欲求行為を行うフィールド、選択肢を如何に沢山持つか?好奇心、探求心を如何に沢山持つか?が、欲求不満によるストレスが、安易な本能的欲求の一つに偏向するのを防ぐ唯一の方法のように思うのである。
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