世界糖尿病デー、、、、地球も糖尿病?
何気なくネットを閲覧していたら、表題の様な日が制定されているようだ。そのサイトは、↓。
で、制定された日は11/14ということらしい。このサイトによると、糖尿病人口は、世界の成人人口の5~6%を占めているそうで、2025年には2007年に比較して65%増となるそうだ。更には、アジア、中東、南米、アフリカでは約二倍に増加するらしい。
日本でも40歳以上の3人に一人が糖尿病或いは、予備軍状態となっているそうだ。
因みに、現代において世界では10秒に一人の割合で糖尿病関連疾病で亡くなっている計算になるそうだ。
日本においては、1997年糖尿病実態調査で、日本には約690万の「糖尿病が強く疑われる人」が存在し、「糖尿病の可能性を否定できない人」も約680万人、合計で総人口の10%を超える約1370万人の糖尿病患者がいると推定されている。
更に、40歳以上の3人に1人が糖尿病または糖尿病予備軍である事が、2006年の国民健康・栄養調査で発表された。糖尿病が原因の死者も年間約1万人に上る中、実際に治療を受けている患者は、その約15%にあたる約212万人に留まり、糖尿病には痛みなどの自覚症状が少ないことから、疑いがありながらそのまま治療を受けないケースが多くあることが、その要因と考えられている。(以上引用)
因みに、糖尿病っていうのは、良く言われているような代謝機能喪失による弊害の蓄積でえあり、代謝機能、つまりは、しっかり食って、しっかり動く。エネルギーの出入りを収支を整えた上で活発にするということ。このような糖尿病の原因は何か?というと、活動の必要性の無く、簡単に高カロリー食が得られるというライフスタイルが定着したため。つまりは、現代の価値観で文明が進歩することで問題が顕著となった病である。
言ってみれば、昔の高尿酸による痛風の贅沢病っていうのと同じもの。つまりは、現代文明がもたらした人体の不調という事であり、現代文明がもたらした弊害は、人体という尺度でみると糖尿病患者の増大という形だが、現代文明の便利さと快楽を追求するという方向性は、人間の住む地球における代謝機能も侵害しているようだ。代謝というと、物質の循環であり、循環においては滞留の無い状態が理想であり、環境においては炭素が一部に滞留することなく循環する事が健全性を維持するということ。
環境において炭素循環の収支が失われた結果が、今の地球温暖化という現象だが、これは考えようによっては、地球環境の収支、代謝不良による生活習慣病のようなモノともいえる。今の地球温暖化っていうのは、地球が糖尿病になっているのかなぁ?と考えたりするのである。
そう思うと、糖尿病の特効薬=肥満脱却=正攻法による実践が最も効果的という方程式に当て嵌めると、地球環境の改善では、額面だけの排出枠取引とか、原子力推進とかの手法っていうのは、医学における化学療法であり未知の弊害に対しては全く無防備な対応のように見えるのは気のせいだろうか?
何事も自然に、道理に併せてというのが、本質的な問題解決には必須の筈だが、このような小手先というか僅かな知見で全てを理解したような振る舞いの先には手痛いしっぺ返しがまっているように思う。そのしっぺ返しというのは、医療依存過多の人には、副作用とか依存症とか、、、地球環境では未知の問題、新しい公害とか、、、、そんな事態が待ちかまえているように思う。
こういうのは、人間の価値観が如何に楽して結果を得るか?或いは、身の程以上の結果を期待するか?という本能?的思考の果てであり、そういう行動の先には、人も環境も破局しか無いように思うのは悲観的すぎるのだろうか?
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