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2008年7月17日 (木)

めざましテレビ、真夏の大激走

 7/15というと、フジテレビ系列で放送されている『めざましテレビ』のメインキャスターである大塚範一さんが、『はなチャリ』と名付けられた3輪自転車に乗って100kmの距離を激走するというイベントが紹介されていた。

 炎天下の中、重量級の三輪自転車で100kmを走るっていうのは、如何にメディカルチェックを行って、サポーターの支援があったとしても、この9月に還暦を迎えられる方にとっては過酷な企画と言えなくもない。通常の番組スタートに併せて午前5時半頃スタートで、この15周年企画の特別番組枠(午後7時~9時)にゴールを想定しての企画で、企画当初から15時間程度の時間を想定していたようで、実際の番組でも、その通りに進んでいた事から、周囲のサポート体制も万全だったようだ。

 ところで、今回の企画とは違うけど、NTV系の24時間テレビでもチャリティーマラソンという名の過酷の企画が恒例となっている。

 このような企画は、ハードな企画に立ち向かう出演者って構図で、確かに、頑張り感の演出には効果的で、感動の涙を誘うには打ってつけだとは思うけど、その演出狙いの行き過ぎの感が否めないでもない。

 萩本欽一さんがマラソンにチャレンジした時も喫煙家の高齢者で運動習慣のあまり無い方に、炎天下の中でのマラソンっていう発想も少々危険過ぎって感じを受けたのが正直なところ。
 今回のめざましの大塚さんの真夏の大激走でも炎天下を自転車で走るっていうのは、下手すると命にも関わる訳であり、少々複雑な気持ちとなるのが偽らざる感想である。

 実際に、この企画を担ってガンバル方は一番大変だったんだろうけど、本当は、その企画を行う局から、この企画によって問題が起きないように!って釘を指されて、放送されることなく、出演者の方の健康を最大限に留意しながら、局の企画に沿った結果が得られるようにサポートする周辺スタッフ、メディカルトレーナーの方が一番の功労者なのかなぁ?と思ったりするのである。

 何事も、表に出てきたり、企画する大きな組織よりも、そういう裏方さんが実は一番苦労されているように思うのである。
 今年の夏になり、各局から似たような催しが開催されるだろうけど、廻りの人っていうのは、事故は絶対NGで、必ず成功が要求されている中で行動している筈。ご苦労な事である。

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