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2008年8月16日 (土)

野菜、果物で食道癌リスク減

 表題の疫学調査が厚生労働省研究班によって発表された。元ネタは、↓

http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008081401000122.html

 であるけど、似たような記憶で、野菜等の食物繊維の摂取で大腸癌リスク減という話もあった事を思い出す。この調査によると、摂取量「高」のグループは「低」に比べリスクがほぼ半減。摂取量が1日当たり100グラム増えるとリスクは約10%低下するという。そして、特にキャベツや大根、小松菜などで関連がみられるということで、大腸癌リスク減にキャベツが効果的という話と印象がオーバーラップするところ。

 一般に癌と肥満、生活習慣病っていうのは別個に捉えられているけど、色んなレポートを読んでいくと、その疾病は別個というよりも奥底で繋がった一つの疾病のように見えるのが最近の感想だ。
 癌の発生リスク減には、身体機能の健全性確保であり、それは即ち健全な生活習慣が前提という論理に当て嵌まる。

 今回の消化器系の癌発生リスクと野菜、果物、特にキャベツというのは、食道、大腸共に食物繊維の刺激が効果的に作用しているのでは?とも思えるし、そのような繊維で消化器官の内壁の洗浄が行われて清潔に保たれているというのが関係するのか?とも思ったりする。

 たしか野生の動物では植物や石を体内に取り込んで、身体の内部を清潔に保つという習性を持つものもいるけど、人間も植物を食べるというのは、特に食物繊維の場合は吸収されないけど摂取するというのは、繊維質による体内洗浄が本来的に求められているという裏返しであり、その習慣が希薄になれば生命体としての成立条件が満たされず癌という異常を来しているのか?と考えたりするのである。

 野菜食って、肉食って、米食って、、、、バランス良い自然食を食うというのが何よりも大事なのでは?と思う今日この頃である。

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