血圧の日較差
血圧っていうのは、一日の間は絶えず変動しているという。勿論、その日の気温、食事のタイミング、前日の過ごし方・・・・色んな要素で大きく変動しているそうだ。
そんな血圧だけど、時間帯での変動は?っていうと、目覚めた直後が最も血圧が高くなるという。
一般に健康診断で血圧測定というと、起床してから時間が経過してからという場合が多い。そんな測定においては、白衣を見て緊張?して血圧値が高くなるという白衣高血圧っていうのがあるっていわれているけど、そういう視覚的な緊張とは別に、目覚めた直後の血圧っていうのは、一般に最も血圧数値が高くなるそうだ。
理由は、起床直後から身体の活動が行えるように身体をスタンバイ状態にするべく自律神経が調整して血圧を上げるそうだが、その起床時の血圧値によっては、早朝高血圧と診断される場合があるそうだ。
特に、早朝時の血圧値の最低血圧の数値が高い場合が結構問題を予告する場合が多いそうだ。
最高血圧数値が低めでも最低血圧数値が高めという中年世代が結構多いというのが判ってきており、最高血圧の場合は、血圧の弾性が未だ確保されているために低く出るけれど、最低血圧の場合は、身体の血管の細い部分がつまり気味、硬化気味によって見られる症状であり、40代にして早朝高血圧、特に、最低血圧数値が高めとなる人は将来の高血圧症、或いは、心筋梗塞予備軍の可能性が高いという。
血圧っていうのは、先に示したように、白衣の前で高くなったり、時刻や体調によっても日々刻々と変動するものであり、案外実態が掴みにくいパラメータ。
そんな血圧から体調を把握するには、毎日定刻に自分で血圧を測定する事がとても大事では?と思う今日この頃である。
思えば、今回のダイエットは二年前の血圧測定数値が高い事にたいする驚きが起点であり、その後、血圧が下がりすぎる等々のトラブルを経て、今は日常生活記録としては、運動、食事メニュー、自転車メニューに併せて日々の血圧記録も残している。こういう記録を残す事が実は一番大切なのではないだろうか?
ダイエットにしろ、健康にしろ、継続というか連続した行為の結果が今であり、日々のアナログ的な数値傾向こそが重要である。瞬時値をデジタル的に判断して良否を決めることが実は一番危険なのである。継続するというのはアナログ的な変化を把握するということであり、それを見るには、日々の記録が重要であり、血圧測定などは典型的な例だと言える。
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