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2008年8月27日 (水)

対処戦略?誘導戦略?

 月に一度、会社では管理職の横断会議がある。
 座長は、企業の経営者で、まぁ、意見発表会みたいなものである。この席に出席して数年が経過するけど何時も微妙に思うのである。

 話題というか、話のネタでは、原材料費が高騰しているから大変だ!とか、或いは、為替で差損が発生しないように運用するのが大変だ!とか、世の中の流れで生まれる市場や新しい市場への参入企業(他社)の動向から、我が社も参入しよう!とか、まぁ、そんな話が多いのである。

 一見、尤もらしい、そして、各部署とも、それなりに機能しているように見えるかもしれないが、どうも微妙に違うような気がするのである。

 その違和感の元は何だろうか?

 考えてみた。

 因みに、この会議の座長は先月迄は89歳になる会長であり、今月は会長さんの欠席による三代目息子社長だったのだが、そこで割とハッキリ判った事がある。

 先代が座長を務める時も、内容的に何だかなぁ、、、、って思う事が多かったけど、今と決定的に違う事がある。

 それは、先代は、具体性は無いけど、今後、何をどう変えるか?という指針が示されていたし、その目標設定(具体性は乏しいが、、、)で組織の進め方に方向性を与えるようなスタイルが取られていた。勿論、内容的にはマーケットを技術的にリードするという質には達していなかったけど、少なくとも、マーケットにおける企業の在り方、存在価値を高めるには?というスタイルが見え隠れしていたけど、今はそれが無いのである。
 企業環境を取り巻く様々な要素は刻々と変化しているが、今はその変化に対して、どのような影響を受けたか?その影響が大きいか小さいかで、危惧したり安堵したりに留まっているのである。今後予想される影響に対して、組織(或いは製品)をどう変えるか?動向から影響を予測し、それを考慮した上で、先に手を打ち、その時に備えるって方向性が全く無いのである。起こった事に対しての影響の評価に留まり、それで一喜一憂しているに留まっているのである。

 言ってみれば、先代は時の流れに対して組織を誘導するような戦略が見え隠れしたが、今は、変化する環境に対して取り敢えず対処するのが精一杯という感じに見えるのである。

 何をどうすれば、どうなる?という、予測と予測に有効な手立ての準備と実践というのが極めて少ないように感じるのである。

 例えば、原材料費の高騰により大変かも、、、、って状況に対しては、如何に安く仕入れるか?如何に製品価格に反映すべく客先にお願いするか?とか、、、その程度に留まっているのである。原材料費の高騰による原価高騰という問題があったとして、それを吸収するに最も有効な手立て、機種別の有効性評価を以て、何を何時までに、どのように変えるという案が誰もたてれないのである。時の流れに身を任せ、、、、って状況なのである。

 まぁ、愚痴かもしれないが、先を読んで、何をどうする?って指針を示し、その指針を実現させるために組織に役割を与え、舵を取る。そうするために、意見集約をするっていうのが、上述の会議の主題にしてもらいたとは思うのだが、どうも違うような気がする。

 今は、対処療法が精一杯のように感じるのである。

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