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2008年9月 3日 (水)

500系のぞみ、もう少し。

 新幹線の0系が間もなく消える見込みである。昭和39年の新幹線開業から活躍し続けた0系車両だけど44年目にしてついに消える訳だ。そして、平成9年デビューして新幹線を当時世界最速に復活させた500系のぞみも無くなる訳である。500系は、こだま運用で8両編成でJR西日本のみでの運用となるそうだ。ニュースとしては古いニュースだが、敢えて記事にしたのは、最近は0系新幹線目当てのツアーがあるそうな、、、、ならば、500系のぞみを目当てとしたツアーは出来ないのだろうか?本数が少なくても、0系で商売になるなら似たような話だと思うところ。

 既に新幹線というと高速高級?鉄道というよりもビジネスの足としての手段の一つであり、夢の超特急というフレーズが似合わない存在となっているのだろうか?そう考えると、夢という言葉が似合う最速新幹線の500系というのは夢でなくなった新幹線には似合わないとも言える。

 しかし、新幹線=夢の超特急、夢=最速、最速=カッコイイ、カッコイイ=500系って連想は健在である。それが山陽新幹線区間でこだま運用っていうのは、なんだか寂しい気がする。500系が300系とか700系に抜かれるっていうのは、どうもピンと来ないところだ。

 最新の車両はN700系だけど、これってやっぱり格好悪いのである。
 車で喩えれば500系はスポーツカー。N700系はスポーツセダンかもしれない。スポーツカーは古くなってもスポーツカー。でもスポーツを名乗るセダンは古くなったら普通のセダンである。N700系見ても、乗りたい!って思わないのが正直な気持ち。

 それでも、平成9年デビューから10年以上をのぞみ運用で抜かれる事のない新幹線の立場を保ったのは、他の車型と比較すれば凄い事だったのかもしれない。

 でも、こだま運用なんかせずに、山陽区間だけでも最速走行して最短で博多、新大阪を結ぶような存在であって欲しかったのは自分だけだろうか?都市間直通新幹線500系でN700系のぞみを追い越す500系の姿を見てみたかったような気もする。
 少なくとも、ルーツには『WIN350』を持ち設計最高速度は350km/hの500系である。従来、最高速度は山陽区間で出していた訳であり、その区間で従来以上の高速性を売りにしたビジネス新幹線でなくドリーム新幹線で合って欲しいモノだ。

 話が断片的になったけど、世界最速という夢を現実とした500系がのぞみ運用を退く。そして初代夢の超特急である0系が引退する。これは、新幹線が夢の超特急でなくなった事を意味するようにも思うし、新幹線が夢から大衆に移るっていうのは、日本の技術力自体も世界に対して夢の技術と誇れるものが無くなったという事を連想させるようにも思うところ。技術の象徴=鉄道技術とも言える訳だが、現代では最先端の鉄道技術というと、日本よりも欧州、中国の方が上手?って印象も少なからずあるのである。

 新幹線技術を海外に出した事が、他国の技術と比べられたのである。結果、冷静に見て、新幹線技術がTGV等の欧州の高速鉄道にあらゆる点で勝っているとは言い難いのが現実。判りやすい技術力アピールとしての最速の遺伝子を持つ500系の後継が生まれないのは、効率や利便性といった部分が重要っていうのは判っていても寂しいもの。500系並の高速性能を維持して他の性能を引き上げたN700系よりも、500系の高速性能を更に磨きを欠けた系統が見たかったように思うところ。

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