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2008年9月25日 (木)

ルイガノMV-F/MV-Rの2009年モデル

 我が家のポタマシン?が、2006年式のルイガノMVF改である。この自転車の良いところは、取り敢えず気合い入れればコンパクトに解体する事ができる。基本は畳まない自転車という構成。しかし、基本的には畳まないという考え方故に、進行方向、上下方向ではガタを生むようなヒンジ機構が無い事。ヒンジ機構を付けて強度を!ってなると、重たくなるのは自明の理であり、そういう感じ。

 折り畳み自転車では、折り畳みし易さ、折り畳み後の大きさ、重量、走行性のバランスを何処に求めるか?で色んなパターンが生まれる訳だ。
 この辺のバランスっていうのが実に難しい車種だが、本来、このルイガノのMVF/MVRってモデルは、パシフィック社のリーチ・ロードって小径ミニベロのOEM車であり、兄弟車としては、ビアンキのフェニーチェとか、タルタルーガのスポルトといったモデルが思い当たるところ。
 何れのモデルも小径とは言っても大径のWO451仕様のホイールを装備しており、ビックリする程コンパクトに為る訳でないのだ。求めるところは不明だが、想像としては、小径ながら大きめのホイールとストロークの小さな前後サスペンションという構成から、小径版のスポルティーフって棲み分けか?という印象。フルサイズで言うと輪行仕様とか、デモンタブル仕様の旅行車のような印象であった。
 それ故に、コンパクトさを追求したBD-1とか収納の簡易さを追求したDAHONとは趣の異なるモデルと思っていた。

 実際、購入してみると、確かに縦折れでコンパクトにはなる。しかし、ステム、ホイールを解体するという事で、畳んだ後の可搬簡易性では横折れ式に大きく劣るという特徴だ。しかし、屈曲方向がフレームに走行時に掛かる応力と同方向であり、走行中の荷重が屈曲部に負荷を生まない構造であり、剛性や強度低下を生まない構造が美点であったのだ。

 こんな特徴を持った小径の分割自転車だったのだが、2009年モデルでは分割自転車から完全な折り畳み自転車に変貌を遂げたようだ。
 DAHON的に言えば、現行のハンマーヘッドのような分割タイプからスピードのような横折れタイプに変わったようである。

 相変わらず451サイズという大きめの車輪を装備しているために、コンパクトさを実現するのに、、、、、フレームセンターの横折れ構造、ステムヒンジ折れ構造に加えて、ヘッドパイプ部のスイング構造迄も取り入れている様子。確かに、コンパクトになるけど、駆動過程でガタを生みそうなヒンジ箇所がステム+ヘッド+フレームの三カ所にあるというのは、どうなんだろう?写真を見つけたので、アップすると、コレ。

Mvr
で、因みに旧モデルとしては、コレ。

Mvf_ev

 パッと見の印象としては、分割可能な小径ながら良く走る!って印象の本来の美点が無くなってしまったように思うのは自分だけだろうか?別に自分のモデルが最高と言いたい訳ではないが、何となく、できの悪いDAHONのバッタモンに見えるのである。ハッキリ言って、格好悪いというか、、、、、
 DAHONの2009年のスピードプロTTもビデス系?ベローチェ系?の普通のアルミフレームで何か、オーラが消えたような気がするし、、、、そういう名前ならクロモリのフレームで、451サイズで登場してくれた方がカッコイイと思うし、名前にマッチしていると思ったりしたのだが、、、、。

 それにしても、2009年モデルのルイガノのMVF/MVRってのは、複雑なサスペンション構造に輪を掛けて、ヒンジ部分が異様に多いのが個性というか、特徴というか、、、、あとは、全体的に直線的なパイプワークが特徴の車体だったけど、結構な部分でベント加工されているのが特徴といえば特徴か?ベント加工=剛性を落とす意味だろうから、更にマイルドになっているのだろう、、、、、。リアのエラストマー式サスペンションの取り付け向きが、旧モデルはユニットが水平気味向き、2009年モデルがユニットが垂直気味向き。ピポットとユニットの入力部(スイングアームとサスペンションの取り付け位置)迄の距離を見ると、明らかに長くなっており、サスペンションユニットが同じものだとすれば、良く動くサスペンションになっているのは間違い無い。
 詳細を見ていくと、モデルチェンジによってスイングアーム周りも結構変わっているのが判る。従来はパイプを溶接で組んだ構造。新型はパネルを用いた構造。ピポットも従来はフレーム側パネルでスイングアームを挟む構造。新型はスイングアーム側パネルでフレームを挟む構造。スイングアームに直付けされていたFメカマウントが新型では専用マウンターをスイングアームにボルトオンする構造。リアのチェーンステーも従来はピポットから太い一本が途中二本に分かれる形だったけど、新型は一般的な自転車と同じハンガー部から細い二本のチェーンステーが延びる構造で汎用のセンタースタンドが付けやすい。

 名前と基本構造は従来を踏襲しているけど、キャラクター付けとしては、よりタウンライドを重視して、タウンライドでの機動性(収納性、収納後の可搬性)を高めるようなモデルチェンジなんだろう。折り畳み自転車の王道を歩み始めたのだろうという印象だ。パッと見のデザインは好みの問題だろうけど、今回の目玉は何と言っても収納時において前後輪を外す必要が無くなった事。ステムを抜く必要が無くなった事だ。結果、横折れフレームとなった訳だが、横折れ構造自体は、他に例の無い構造が目新しい。フレーム折れとヘッドオフセットの固定を一つのクイックで賄うっていうのは合理的とは思うところ。構造が複雑な割に収納し易さがアップしたのはタウンライドには最適か?とも思えるところ。

 但し、機動性を売りとする小径車としてみれば高価格であり、この構成が同価格帯のライバルに対して競争力を持っているか?この辺が売れるか否かの肝のようだ。
 高価格帯小径車の場合は、走行性を売りにした例が多く、従来のような分割構造故にポジション選択の高い自由度(ブルホーン、ドロップ化が普通に出来る)とか、あるいは高い剛性を持つであろう車体構成とかが失われたのは、はたして、、、、、?

 でも、、、、やっぱり格好悪いように見えるのは気のせいだろうか?

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コメント

こんにちは!コメント、有り難うございます。
MV-F/Rとしては完全に路線変更ですね、、、、、。
でも、OEM元のPacific Reachは健在で、MV-F/RのOEM元が以前がReach for the Road/Cityだったのが、今度はIF Reachって別のモデルに変わったのが原因みたいですよ!

因みに、記事的には

http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2008/10/pacific-reach-6.html

を参照頂くとして、Pacific社のサイトは、

http://www.pacific-cycles.com/product.asp

でした。

投稿: 壱源 | 2008年10月15日 (水) 07時54分

こんばんわー。
赤のMV-F改、めちゃめちゃカッコいいですね^^ 
私は08MV-Rドノーマルに乗ってます。
おっしゃる通り、09モデルは好みが分かれそうですね。少なくとも、今までのに魅力を感じていた方からするとかなり脱線ですね^^; OEMから自前フレームになったのは頑張ったなと思うけど、いかんせん路線がなー、残念だなー。ブルボーンじゃなくなっちゃったし。明らかにタウンユースを重視しましたよね。MV-R的な魅力は半減どころか、印象は全く違う自転車みたい。シャープで尖った感じが完全になくなりましたね^^;。全然畳めなくて良かったのに。。。個人的には軽自動車に畳んで(バラして?)詰める現状で十分だったのに。でもまあ、見た目は好みですからね。でもあんな感じなら、それこそダホンがあるじゃんって話しかな?
通りすがりに「お!」っと立ち寄らせて頂きました。
それでは、失礼致します^^ノシ

投稿: aquacab | 2008年10月15日 (水) 03時03分

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