« お奨め!?ギア比 | トップページ | 先見性? »

2008年9月10日 (水)

クリアテールって、、、、

 最近、マツダ車を中心によく見るのが表題のクリアテール。
 この無色系テールランプを振り返ると、初期はレンズがホワイトで電球に着色ってパターンが多かったように思う。電球が橙色、電球が赤色、、、、で点灯すると通常?というノリ。しかし、古くなると着色電球の退色が激しく色が判らなくなる系統。
 これっていうのは、10年程前だろうか?バニングって言葉が流行った時期のワゴン、バン系のカスタム車両から普及したのではないだろうか?

 その後、ヘッドライトがレンズカットからマルチリフレクター+クリアレンズタイプが普及するに従って、テールライトもライトベゼルに円形のマルチリフレクターを配した構造に移り、光源である電球がLED化するに伴い消灯時には色判別が出来ない状態の完全な無色なクリアレンズ、クリアテールに以降してきた様子。

 このような変遷を知っていると、どうもクリアレンズっていうのは車外品の後付パーツって感じが否めないのである。特に光量よりも被視認性のための尾灯では、レンズパーツ自体が車のデザインと同化させる事が可能なアイテムでもあり、そのためのベゼルデザインが、ベゼル内に配置された円形リフレクターに置き換わるのは、デザイナーの怠慢のようにも見えるのである。
 このトレンドが流行であり、これをカッコイイと思う人が多いから普及しているのだろうけど、自分的には、尾灯に円形のリフレクターライトを用いる必然性が感じられない点でNGなのである。尾灯は車の表情を作るデザインフィールドでもあり、被視認性を確保するには、点光源で後続車に知らせるより面光源で車型をアピールさせる方が良いようにも思う。
 特に、最近はLED化が進んでいるが、折角のデザインされたテールランプベゼルに照射性の無いLEDを配置するというと、芸の無い円形配置、正方配置であり何か安直で、点灯時の光の形とベゼルの形に全く関連が無い時点で、取って付けたやっつけ仕事的な雰囲気を感じてしまうのである。
 クリアレンズよりも液晶とかプラズマパネルを用い、消灯時はブラックアウトして点灯時にはベゼルの広い面積に光量斑の無い状態でカラー発光させる方が遙かにカッコイイと思うのである。やはり、尾灯の目的である被視認性ならば、見られた時に光量斑の無い広い面積で知らしめるっていうのが進化の正攻法のように思う。LEDのような点光源で局部的に眩しいくせに光量の絶対量が少ない上に、面積的な表現が出来ず、後続車からみると車幅さえも掴みにくいような尾灯に繋がりがちのLED等クリアテールっていうのは邪道だと思うところ。

|

« お奨め!?ギア比 | トップページ | 先見性? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: クリアテールって、、、、:

« お奨め!?ギア比 | トップページ | 先見性? »