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2008年9月27日 (土)

コンパクトクランクは良い!?

 最近のロードバイクで良く見るのが表題のコンパクトクランクだ。ロードバイクの標準のチェーンリングの組み合わせというと、従来なら53-39T、52-38Tとかである。
 これに対して、最近流行のコンパクトクランクっていうのは、50-34T、48-34Tってところだ。

 で、このメリットというと、

1.絶対的に歯数が小さくなるのでギア比がローギヤードとなる。
2.前がワイドな分、アウター、インナーで重複ギアが少なく全域でクロウス出来る。

 って所が、声高々に叫ばれている。

 多くのサイトでは、一般的な歯数構成でギア比をチャートで示したりしてコンパクトクランクは凄いぞ!良いぞ!素人の見方だぞ!って褒めている様子。確かに、言わんとしている事も理解出来ないではない。
 しかし、過去を遠く遡ってみると、、、、、昔のロードでは55-44Tとか52-42Tがデフォルト。で、安価なフロントWのランドナーが48-36Tとかがデフォルトだったような記憶がある。
 そこには、やはり意味が存在しているって考えるのが妥当だと思うのである。

 一般にコンパクトクランクの欠点は?っていうと、多くの人の意見で多いのは、

1.重たいギアで脚が廻りきる?
2.フロント歯数差が開くために変速性能が低下する?

 中には、デザイン上不細工ってのも散見される様子。

 でも、自分的には、標準と思われる52-39T×11-21T、12-23Tとかの52×11Tとか12Tってギア自体が素人には不要だとも思う訳であり、コンパクトクランクでの欠点として挙げられている脚が廻りきる≒ギアが軽すぎるっていうのは当たらないと思うし、変速性能云々も、果たして?って気がするのである。
 但し、これを言うと、コンパクトクランクには欠点が無いのか?というと、やはり、そうではないような気がするのである。

 自分の考えでは、フロント複数、リア複数の歯を持つスポーツサイクルであっても、選ぶギアの組み合わせっていうのは、前歯数×後歯数=総段数とは異なるというのが前提であり、これは一般的な認識となっているインナートップとかアウターローを使わないという認識と一致しているけど、昨今の激しい多段化が進んだ現在では、インナートップに限らず、インナートップ近辺とかアウターロー近辺でも、あんまり使いたくないのである。
 そうすると、アウターを使う時はトップから多くても6枚、7枚程度、インナーを使う時はロー側から数えて同様に6枚、7枚程度という使い方が全うだと思っている。それで、フロントの掛け替えっていうのは、道を読んで、アウターのままではギアが足らない事を予測して、強引にアウターロー近辺迄使うか?インナーに掛け替えるか?を選ぶのが本筋だと思う。先に見える道が僅かで!っていう場合はインナーは使わず、カセットのロー側にエマージェンシー的に使うという使い方である。
 だから、アウターからインナーへの掛け替えっていうのは、リアのカセット位置で残りのスプロケ数が極僅かになったタイミングであり、その際においても、アウターレシオとインナーレシオがオーバーラップしていた方が、スムーズにギア選択に行き着くのであるが、アウターとインナーがワイドで戻し飛び越し段数が多い時には、その中間域においてシフティング操作が煩わしいと感じている。

 つまり、アウターとインナーが近いほどに、掛け替え時における操作が最小限で済むというか、ギア前段の中間域での操作が楽になるのである。

 因みに、一般の52-39Tでは歯数比は1.33倍、50-34Tでは1.47倍となる。フロントの掛け替えによってリアの段数を何段動かしてたらギア比が保てるか?というと、通常のギアでは33%分だから52Tで21Tを使っていたとしたら16T迄戻して相当する。それに対してCTの場合は47%だから14T迄戻す訳だ。実際には、その歯数で重いから、一段軽いギアに行く訳であり、通常の場合はフロントをインナーに落としたら21Tから17Tか18T迄戻す事になる訳で、CTクランクの場合は15Tか16Tに戻す訳だ。その際の操作っていうのは、通常の場合は、4Tだから約3枚戻し、CTの場合はクロウス領域で6Tだから少なくても5枚戻しとなる。下手すると二倍程戻す訳であり、其処まで戻す事によって、結果、インナートップ近辺のギアを使わざるを得ない状況となると思うのである。

 そういう理由もあるし、平地走行でもリアを複数枚落として対応するよりもインナーの掛け替えだけで一寸した勾配をやり過ごすのも通常のクランクセットでは簡単にこなせるっていうのも実は重宝した使い方だったように思う。

 この辺の考え方は、机上、画面上で数値を見ただけでは判りにくいかも知れないけど、実際に走ってみると結構効いて来る要素である。

 個人的には、デザインセンスとか踏み幅で欠点が出るかも知れないが、フロントトリプルでアウターとセンターを近付けて、エマージェンシー用にインナーを持つというのが実は一番良いように思うし、フロントダブルに拘るなら、全域でローギヤードが可能なカセットセットのトップ歯数を大きくしてやるのが良いように思うのである。
 カセットセットは通常、で、コンパクトクランクというフロントをワイド化するっていうのは、判りやすいアピールが可能かもしれないが、実は使いづらいのでは無いだろうか?
 少なくとも、よく言われているような利点と欠点だけなら、単純に歯数構成だけの視点であり、誰でも思い付くモノ。それが、長いロードバイクの歴史で少数派だったのは、別の判りづらい扱いにくさが存在していた筈である。

 自分がコンパクトクランクセットにデメリットを与えるとすると、先に挙げた二件とは別に、

1.フロントの掛け替えで、リアの調整段数が増える。
2.タスキ掛けに近い領域での使用が前提となる。

という二件を思うのである。少なくとも走行速度変動を最小限に留めるような走り方を目的としたロードバイクの場合は、自分の考えとしてはチェーンリングの掛け替えによる歯数変動は30%以下に留めたいと思うのである。

 因みにBSのTTバイクは50-39Tだから28%、小林ロードでは46-38Tだから21%となっている。前の掛け替えで後の戻しは両車とも2~3枚程度であり繋がりは極めて良好なのである。
 一般にフロントの歯数差を広げるのはチェーンリング位置によるリアのレシオのオーバーラップを減らすのが目的であり、基本はレシオのワイド化である。ワイド化というと、走行環境を選ばないというランドナー的、スポルティーフ的用途にこそマッチすると思うのである。

 一寸、一般のサイトに乗っている感想とは違う感想だが、こういう考え方もアリである。

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コメント

自転車の最高速度ですね、、、風がないと50km/hオーバーはロードレーサーでも難しいと思います。感じなくても微風の追い風は必要かな?って印象ですね。
実際、世界トラック選手権でも女子で50km/h台、男子で60km/h台です。素人のホビーレーサーが60km/hオーバーっていうのは追い風、下り勾配必須でしょう。ましてや、他の競技経験を持たないで、自転車趣味=競技スポーツと勘違いしているマニアでは、多分、有り得ないでしょう。せいぜい40km/h台では無いでしょうか?

自分の場合も、風を感じないコンディション(実際は多分追い風)で60km/hには届きません。瞬間の55km/h程度でしょうか?

それにしても、追い風だろうと何だろうと、重いギアでは、その速度域に引っ張り上げる事は出来ません。下り勾配をガムシャラに漕いだ事は無いので判りませんが、、、、

投稿: 壱源 | 2009年2月14日 (土) 09時35分

確かに下り急勾配+追い風なら60T×11Tも有効だと思いますが、交通安全上問題がありそうです。

最高速何km/hなんて記載がある場合、おおよその勾配や風のことも書いてほしいですね。
運動選手でもないのに平地でそんなに出せるとは到底思えないですから。(ロードレーサーなら出るのかな?)

投稿: yama | 2009年2月14日 (土) 07時11分

こんばんは!
多分ですが、下り坂等で踏み応えを感じながら、グゥワーン、グゥワーンと進めるのを踏めていると感じるからでは無いでしょうか?
因みに、我が家の小径車を例に挙げますと、、、、

1.オ・モイヨWW号はWO20インチで48T×11Tでも常用は14T
2.西DAHON号はWO20インチで52T×12Tでも常用は16T
3.ルイガノMVFもWO20インチで50T×13Tでも常用は15T
4.スピママ号はHE20インチで52T×11Tでも常用は14T
です。でも、実際に使うのはトップは殆ど使いません。

どうも、重いギアに慣れていないのが現実だったりします。

投稿: 壱源 | 2009年2月14日 (土) 00時19分

私も20インチの自転車を44Tから48Tにしましたが、ブログを見ていると50何Tでも足りなくて、60Tに交換、なんてひとがいますね。
特に何かの選手でも無いようなので、もしかしてペダルがどんどん軽く感じる錯覚でもしてるのかな?なんて思ってしまう。

投稿: yama | 2009年2月13日 (金) 20時20分

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