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2008年9月 9日 (火)

お奨め!?ギア比

 今更ながらギア比ネタである。
 この度、トライアスロン用途風TTバイクを作成した。
 ギア比は、50-39-30T×16-27Tという仕様。コンパクト風トリプルに16Tトップというジュニアカセットの組み合わせである。
 このギア比、一番重いギアでも6.55mしか進まないのである。まぁ、これだけ軽くしても6.55mも進むとも言う。勿論、トップ16Tなんぞ使う予定は無いのである。使うのは18T~20Tというところ。アウターリング50Tと併せれば展開で、5.24m~5.82mである。
 人によっては物足りないか?とも言えるが、自分的には十分であるし、50Tと18~20Tでチェーンラインは真っ直ぐで気持ちよい状態なんだが、このギア比は、ラングスターTT号の44T×17Tで5.42mに近いところなんである。
 ラングスターの場合は、このギア比で10%の勾配から平地で55km/hオーバー迄許容するし、平地巡航で40km/h以上も1時間程度は楽勝なんである。それ故にベストなギア比だと思うのである。いや、これ以上に重いギアは使う場面が思い付かないのである。仮に、下り坂で、追い風で、、、、って考えても16Tトップの6.55mもあれば何の不満も無いのである。

 さて、このTTバイクやラングスター以外の他の自転車は?っていうと、531ロードの場合でも前が46-38-30T×14-25Tという仕様。トップで6.89m、常用の17Tで5.67mとなる。ルイガノMVFでは50-39-30T×13-25T、451WOサイズでトップは6.21m、常用の15Tで5.38mだ。自分的にはバリバリのロードバイクのつもりで中央森林公園のラップで一喜一憂しているオ・モイヨWWでさえも48-34T×11-21T、451WOサイズでトップ7.04m、常用の14Tで5.53mというところ。スピママ、西DAHONはオタクオモチャで超多段故にトップは9.5mオーバーだけど、常用はやはり5.5m程度っていうところ。つまりは実際に使うのは5.5mのギアが一個あれば十分で、登坂から加速、追い風、向かい風、なんども御座れって状況なのだ。

 特にロードバイクの場合は、その常用ギアがロス最小でチェーンが真っ直ぐで組むのが王道の筈。最近はSTIレバー等でフロントメカの位置決めもシビアでありガイドプレートと歯数の組み合わせがシビアだけど、そうなると前は最低でも48T、普通なら50T以上ってなるはずだが、前50Tで常用でチェーン真っ直ぐは?ってなると18Tがベストと思う。常用近辺でギアは近接させるのが通常で、18Tで真っ直ぐチェーンラインならば、重い方には2~3枚、軽い方にも2~3枚となると、トップ16T、或いは15Tからの一丁刻みが必須だと思うのは間違いだろうか?その割には、トップ15Tとか16Tのカセットの選択肢が厳しいし、それを受け入れるフレームも少数っていうのは不思議に思うのである。お奨めギア比的には、自分の場合で展開5.5m前後になるような歯数構成。冷静に自己分析してみて、元々の平泳ぎの競泳出身で水泳歴は35年以上+トラック競技経験+ここ十数年間ずっと筋トレと持久運動を継続をしてきたという自負があって、この程度であり、展開で5.5mってのは普通には(最近のブームで自転車で運動を始めた人には)重いギアだと思う。勿論、このギアで120rpmは当然、実走でも180rpmは回すのを前提だが、普通に考えて、もっと軽い領域のギアが普通(ダイエット目的、省エネ目的等の自転車が目的の一意で無い考え)の人には必要か?と思うところ。

 そう思うのだが、実際にはロードバイクでは前が50T以上、カセットも12Tからって組み合わせが殆ど。トップ時で8.7m、チェーンライン真っ直ぐで16Tでも6.55mっていうと重すぎだと思う。小径車でもそうだ。DAHONでも前52T、トップ11Tで7.1mだけど、それをチェーンリング60Tとか、、、、

 その一方で、多くのサイト等をみると、サドルで尻が痛い!って話と同じくらい多いのが、膝が痛い!って話。そりゃぁ痛くなるだろう!っていうのが正直な話である。自分の膝を笑わせて、他人を笑わせているのだろうか?軟骨減らして楽しいんだろうか?っていうのが正直な感想。

 最近のスポーツサイクルブームでは高級な完成車フレームをベースに組み上げるっていうのが多いようだけど、カッコイイ、カラフルなスリークなフレームっていうと、シートステーもバリバリ絞っていて、エンド近辺で急に広がるような形状を許すモノコックリア三角を持つものが多いけど、アレ系っていうのは、リアカセットはトップ11Tか12Tがデフォルト。そんな高級自転車は確かに担ぐと軽いけど、持って軽いという素人的先入観で重いギアを軽いと錯覚して踏んで膝の軟骨を摩滅させるんだろうか?特に自重の重いメタボ対策で乗り始める小金剰り系にとっては致命的な状態になるんではなかろうか?自重の重い腹と激細の脚で軽い自転車は軽い踏み味と錯覚してプロユース的な重いギアをガシガシ踏む、、、、その行く末は?尻痛、膝痛となるような気がする。

 もっとスポーツサイクルショップに良心があるならば、高級ブランドの既成フレームに高級パーツをアッセンブルすることを薦める前に、楽な歯数構成を組み上げる事が出来るような工作が施せるようなフレームをベースに乗りやすい、扱いやすい構成を薦める愛が必要にも思うところ。そうしないと、二輪のレプリカブームで先鋭化したレプリカバイクにユーザーがそっぽを向いてブームが消え去ったようになりかねないのでは無いだろうか?

 知ったような店?では、基本はインナーで使ってください、、、判らないではないが、じゃぁ、アウターの意味は?って言いたい。アウター歯を飛ばしてハッシュガードにしてFメカ外せば?って思うし、平地をインナーで丁度良いなら坂は上るな?ってことか?2×10段でも実質10段変速?で、坂を上がるローサイドが無いのに高価な自転車を売るって言うのは、良心的にどうなんだろう?
 確かに、太田川堤防上で高級ロードはよく見掛けるけど、バリバリ平地でインナー×16T程度(ロードカセットの真ん中辺っていうと、そんなモンだろう。)っていうのを良く見る。これで5.1mだ。そんなもんだろうけど、ならアウターは飾りか?その場合は39T×25Tのインナーローで3.3mだが、平地で5.1mしか漕げない脚では坂上がらないだろう?って思うのである。もっと言うと、平地で5.1m程度の脚にはそんなスペックのバイクは不釣り合い?っても思うのである。後から追い付いて右側から抜くと、どんなカセットでどんなギア使っている?っていうのがバリバリ見えるので面白い一方で、ユーザーと機材のミスマッチ度がデフォ化した現状から、ショップの良心を疑うのである。言い過ぎだろうか?

PS ところで、表題のお奨め!っていうのは、半分嘘。シマノのリリースではジュニアカセットとフロントトリプルは禁止事項。実際、そのままデフォで組んだら変速性能は劣悪で、確かに転倒リスクもある。但し、一工夫(小さな部品交換、組み方、フレームの選び方等)で回避可能なのも事実。他にも、ジュニアカセットとフレーム干渉も発生するかも、、、、こういうのを織り込んだ上で工夫するのがツボである。

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コメント

こんばんは!
サドルで尻が痛い!ってブログ、多いですね、、、、。
これは非常に難しい問題です。
でも、基本は拷問でないので、快適に座れる選択を乗り手が行うべし!っていうのが基本線でしょう。
サドルの選択、素材の選択から乗り方の選択迄、痛みを遠ざける方法は何通りかあると思います。

痛いのを我慢して乗るっていうのが一番格好悪いのは事実ですね!
自転車っていうのは、好きで乗るモノ。無理はいけません。そう思います。

因みに、私のサドル選びは、、、、、そうですね、割れないサドルというのが大事です。痛みは、、、、、中学生の頃感じましたが、それ以降は痛みとは疎遠だったりします。

投稿: 壱源 | 2009年2月17日 (火) 00時02分

サドルで尻が痛い!って確かにブログにありますね。
サドルは薄ければ薄いほど格好良いとか、わたしにはよくわからない概念です。

無用な我慢をするのは大嫌いなので、クッションの薄いクロスバイクのサドルには自作の低反発スポンジ入りクッションをかぶせてます。

投稿: yama | 2009年2月16日 (月) 20時35分

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