サドルで尻は痛くないけれど、、、、
尻でサドルが痛いらしい!?っていうのも、スパイダーサドルの件。発売元に想定走行距離は幾らか?を問い合わせてみた。クレームでも何でもない。この手の変形を前提としたプラサドルは耐久性として如何ほどを算段しているか?が知りたかっただけだ。
すると、半年で破断というこうとで、新品を頂いてしまった。申し訳ないところ。
でも、固定シングルに使用しての話だが、スパイダーサドルが7ヶ月で2000km耐えれなかった。BBBのCTLってサドルは6ヶ月で1300kmで破断。ロードバイクではセラサンマルコのスクアドラHDPって頑丈なサドルだが、11ヶ月で9000kmでベースプラにクラックが入った。
自転車に乗る時は、冬はジーンズ、春~夏は短パン。勿論、パッド等無しの話だが、どうもサドルがヤワである。プラベースのサドルはことごとく破断していく。壊れすぎである。
経験上?耐えているサドルは、ブルックスのB17スタンダード、プロフェッショナルのみ。特に最近のプラ系ベースのサドルは脆い。尻は痛くないけどサドルが無理である。
ニシダサイクルさんにも話をするけど、サドルが壊れる頃、いつも自転車の買い換え話をしている。理由は、パワーが逃げているような気がする、、、、ってところ。で、その数日後にサドルが壊れる。サドルを直すとパワーが逃げる感覚は無い。
結局、サドルが内部亀裂で剛性を失っている状態が判る訳だが、良いサドルが無いのが悲しい。尻も痛くないし、ジーンズや短パンが擦れることもない。布地が薄くなることもない。純粋にサドルが破断する。
思うに、サドルが滑る?という不満で前後方向に滑るっていうのは、腰の座り位置が決まっていないから滑るのであり、内股のパンツが摩耗するっていうのは、サドルに対して脚のストロークで必要以上の摩擦が生じている。つまり、前後方向での着座位置が不適切故にロードサドルでも擦り切れるのでは?とも思うのである。
それ故に、個人的には正しいペダリングが出来ていると思っている。尻が痛いとか、ズボンが擦れるってのは、不要な摩擦による摩耗が生じている訳で、それが無いってのは、尻が固定されている。摩擦力が大きくなるような接触が無いという事の裏返しだからだ。
但し、骨盤の固定ベースがペダリングでたわむ事で疲労破壊に到っているのだ。個人的には、ペダリング如きでサドルには変形して欲しくないのである。ガッツリパワーを支えて欲しいのである。NJS認定のピストペダルなんぞ最高だと思うのである。
自転車に乗って尻が痛いと悩んだのは、振り返ってみると中学二年以前が最後だ。中学二年の頃にロードマンって49,800円のBSの通学者で日帰り250kmのサイクリングに出掛けたけど、その時のサドルはプラベース+スポンジ?パッド+ビニール張りの安物サドルだったけど、それでも尻は痛くなかった。その後は、どんなサドルでも尻は痛くない。
で、サドルを選ぶ時はなるべくナロー且つ骨盤の出っ張りを受ける箇所の広さのみ。硬さは眼中に無いが、それで快適なのだ。
最近、良いな!って思うのが、ブルックスのB17のフォルム、昔のイデアル2000のプラサドル、藤田YFCシームレスって系統。BMXのエアー系のプラサドルも悪くないけど骨盤保持部が狭く(形状的に)尻の座りが悪いのがチョイ難点。
頑丈且つ軽量なサドルが欲しい。個人的にはアルミの削りだしみたいなサドルが欲しいのであるが、こういう話をしても、多くの人は???????????のようだ。自転車に乗って尻が痛いって話は良く聞くけど、自分の場合は、何故尻が痛いのか?が判らない。尻が痛い!手首が痛い!背中が痛い!首が痛い!、、、、、苦痛を感じる事自体が不思議である。っていうか、痛いって思う奴は乗らない方が良いとも思う。
何故ならば、長距離競技用機材で痛いっていうのは機材の使い方が根本的に間違っている。寧ろ、快適な筈。
これって、過去に単車ツーリングでレプリカバイクで600km/dayツーリングでも何処も痛くない話をし、普通のバイクで死にそうなライダーが不思議?って話をしたけど、レプリカ前傾スタイル程長距離が楽なバイクも無いのが素直な印象っていうのと通じる話。
ぶっちゃけ、サドル如きで痛みを感じ、その防止に、パッド、レーパンに興味が行くっていうのは本質的にNGだ。痛くない奴が存在している以上、その差異は、乗り方のみ。痛くない奴が神経が無いとか、尻の皮が頑丈って話も有り得ない。乗り方の差しかないのである。それ故に、快適?な機材や装備を求めるっていうのは、折角、痛みという信号を与えてくれる自転車からの信号を判りにくくしているようなモノ。僅かな痛みを痛くないように工夫するチャンスを自らが潰しているようなモノ。僅かな不具合を自分で解決するという積み重ねこそが自身の満足に繋がると信じている。機材や装具に頼る奴程、本質から遠のくように思うけど、サドル一つ思っても、そう考えてしまう。
まぁ、諄い話だが、正しいペダリングにはビンディング?って話も一緒。ビンディングをしていれば結果的に脚とペダルがひっつくけど、それが無くても吸い付くようなペダルと足裏の関係が維持できる回し方が最初にあるべきで、下手さ加減を知るにはミスしたら足裏が離れる方が問題が判りやすいモノ。
機材マニアには、多分、機材の意味、装具の生まれ、使い方を考える余裕は無いだろう。
今更、サドルの話をしたのは、完成したトライアスロン風TTバイクのサドル選定で迷っているから。バイクはクロモリのフレームにプロファイルのTTバー、その先にSL-BS78のバーコン、クランクは50-39-30Tの105トリプル、カセットはアルテの16-27Tというバイクだが、サドルを頑丈ながらもスリークなモデルにしたいと思っているところ。でも良いのが無い。どうしよう?
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コメント
コメント有り難う御座います。マグマですか、、、マグネシウムのマグマでしったっけ?
確かに金属ということで興味ありますね。候補に入れてみたいと思います。
ところで、尻の感じる違和感ですが、サドルの前後上下の位置は結構シビアに決めます。勿論、サドルを変えたら、それに応じて変える事が多いです。大まかな位置が直ぐに決まりますが、しっくり来る位置っていうのは、付けて乗って漕いで、、、それで、やっと決まるわけですね。微妙に回しづらい位置では、多分、どこか痛くなるかもしれません。
投稿: 壱源 | 2008年9月 9日 (火) 15時10分
こんにちは。いつも楽しく拝見しています。サドルが壊れるなんてあんまり考えたこと無かったのですが、自分と違い距離を乗られてるようですし、パワーもきっと段違いなのでサドルに対する負担もすごいのかもしれませんね。自分の場合、サドルを替えると結構お尻が痛くなるのですが、1週間くらい我慢して乗ってると平気になっちゃうのが不思議です。通勤でロードを使用しているので普通のカーゴパンツの裾をまくって乗っているのでパッドも無なのですが面白い現象です。
話が変わりますが、プラベースのサドルが耐久性に難があるなら、サドルを壊さない私ですが今使っているサンマルコのマグマみたいな金属ベースのサドルがよいのかもしれませんね(少々高くて゚゚(´O`)°゚。意外と硬いって感じもせず、パッド無でも快適に乗ってます。では。
投稿: sara | 2008年9月 9日 (火) 14時05分