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2008年9月26日 (金)

縦折れ、横折れ、どう違う?

 ルイガノのMVF/MVRの2009年モデルの記事を書きながら思った事っていうのが、自転車に関しての表題の事だ。
 自転車っていうのは非常に幅広く、実用性重視~趣味性重視と非常に幅広く展開されている。実用性というと、機動性、収納性といった要素が重要視されるし、趣味性重視というと非日常性とか走行性能が重要視される傾向にあるようだ。

 可搬性、収納性、実用性というのは、走行段階で最低限度の機能を維持した上で極力コンパクトに頑丈にという方向で作られており、逆に、走行性、非日常性の場合は、少々の手間を厭わずに最適なポジションを生み出す事が可能とした上で、極力頑丈かつ軽量にという方向で作られているようだ。

 フルサイズの自転車なら、高額車両程、軽量な新素材を惜しげもなく使い高級なコンポーネントを採用している。小径車ならば小径車らしからぬ走行性能を追い求めている傾向が強い。
 小径車の場合は更に顕著であり、高額車両ほど走行性能重視であり、結果的に分割構造の自転車は多いけど、横折れ式の折り畳み自転車っていうのは極めて稀な存在となっている。折れ曲がる部分が多いというのは、即ち畳んだ時にバラけないということで、分割箇所が多いのは畳んだ時にバラバラになるということ。実用性を重視すれば畳んでも一体の方が良いのは当然のこと。

 さて、ココまで書いて結論を纏めるとすると、良くあるサイトの如く、横折れフレームは実用性重視、収納性重視で、走行性、剛性に劣るモノか?って事になるんだろうけど、多分、それは無いようにも思う。前の記事とチョット結論が変わるけど、横折れフレームとは言っても、名の通ったメーカーが走行性上心配なモノを売る筈無いと考える方が自然。だから、横折れフレーム=走行性や剛性が劣るって事は無いと思う。
 言えるのは、横折れフレームは簡単に小さく出来るということ。更に言えば、簡単に小さくなる時に邪魔になるのはハンドルとステムの部分。フレームが横折れながらハンドルとステムがそのままで空間占有が激しく嵩張るのでは意味がない。フレームが横折れならば、ハンドルも外さずに簡単に小さく出来ないと今一になる。ハンドルを小さくするとなると、必然的にフラットハンドルになるし、畳んだ時の高さを抑えながらバラけないとなるとヒンジ付きステムが必須となるんだろう。
 だから、横折れ式の折り畳み自転車は畳みやすさと、畳んだ時のまとまり重視でハンドルもフラットバー+ヒンジ付きステムという構成に集約される訳だ。

 一般論化されている横折れフレームはスポーツにはNGという説は真実でなく、実は、このハンドルからステム迄の形状に収納のための制約が生まれると、距離を走る上で大きな武器となる立体形状のハンドルが選べなくなったり、或いは、乗り手に応じて調整するのが当然とされるステム長も選べなくなるという点で、長距離走行やスポーツライドに若干の制約が生まれるんだろう。

 考えてみれば、自転車の乗りやすさっていうと、ポジション+ギア比で殆ど集約される訳であり、折り畳みの向きで強度、剛性を云々言ってスポーツ向きでないというのは早合点であり、実は、横折れ式に多いフラットバー+ヒンジ付きステムによるポジション制約がスポーツ向きで無いというのが真実では無いだろうか?

 そういう目でみると、2009年型ルイガノのMVF/MVRは、横折れ構造+ヒンジ付きステムによって折り畳みやすさを向上させたのが特徴。結果、フラットハンドルによるアップライトポジションが基本となっている。更に、シートを下げてもショックユニットとポストの干渉を避けれる構造となってサドル高さの自由度も増している。このような指向性の変化に併せて、フレーム、フォーク形状もベントを入れて柔らか気味に作り、ショックユニットの向きを初期応答性が高まる方向に配置する事も容認できる事となったというものだろうか?

 初期のモデルはサドル位置は下げづらいし、パイプワークは直線的。サスペンション向きもレバー長が短めでバネ定数的には大きめで動きづらい配置。その代わりにハンドルポジションは汎用的な部品で簡単に変更可能というスタイル。ポジションの調整自由度は持っている反面、折り畳みの面倒くささと、折り畳んだ後のばらけ具合という欠点を持っている感じ。

 冷静に見ると、名前を引き継ぐ必要の無い程のモデルチェンジかも知れない。

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