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2008年9月 4日 (木)

アルツハイマー病と生活習慣

アルツハイマー病の発症因子で最大のものは、β-アミロイドタンパク質という40から42残基のタンパク質と言われている。このタンパク質が大脳皮質や海馬に沈着する事によって神経細胞が死滅し、沈着部位が萎縮するそうだ。参照は↓

http://www.aist.go.jp/aist_j/research/patent/2006/10_2/index.html

そして、このβタンパク質をターゲットにした研究が盛んに行われている。これで注目の研究というと、神経細胞を死滅のみを防止するタンパク質の存在を発見したという報告である。↓がそれだ。

http://premium.nikkeibp.co.jp/bio/page1.shtml

ところで、これらの論法を理解しようとすれば、βタンパク質が多数会合すれば海馬等の神経細胞が死滅して海馬が萎縮し発症する。発症していれば海馬が萎縮しており、βタンパク質が神経細胞を死滅させている。対策は、βタンパク質の沈着を防ぐ事のみだ!という事となる。

そんな通論とは相容れがたい?内容が『ためしてガッテン』で放送されていた。

 それは、アルツハイマー症の発症リスクを低減させる三つの秘訣の紹介。

一つ目が、このβタンパク質を分解する酵素を有酸素運動で多数分泌させることが出来る。この改善率は発症リスクが0.38倍となるそうだ。

二つ目が、話し相手を持ち、会話することで脳を活性化する。ペットの世話、趣味を持つ事でもOK.臨床例では会話がある人では19人発症、無い人は156.9人発症と顕著な差があるそう。

三つ目が、糖尿病発症リスクを下げれば(高血圧、高コレステロール、肥満)、不思議とアルツハイマー発症リスクも低減可能。高血圧で発症リスクは1.97倍、高コレステロールで1.89倍、肥満で2.09倍らしい。

 この話は、以前も聞いた事の有る話だが、この話の一つ目の有酸素運動でβタンパク質の分解酵素分泌の話。

 番組では、既に海馬が萎縮した人が運動しているから?アルツハイマーを発症していないとの説明。これって、既に萎縮しているのに発症していないのは、脳の萎縮が必ずしもアルツハイマーと相関しない事を示しているでは?と思う。仮に、分解酵素の分泌云々があっても、それと萎縮した現状には話の脈絡が見えないのは気のせいだろうか?

 案外、脳の萎縮があれば必ずアルツハイマーになるという因果関係に見落としがあるのか?と素直に思ったところである。
 脳の萎縮+何か=アルツハイマーであり、何か?というのは運動習慣によって防ぐ事の出来る何かのように思う。これは分解酵素では無いと思うのである。萎縮前では、分解酵素の分泌活性化によって脳萎縮さえも防げるだろうが、萎縮後でも発症しないのは、別の効果があるように思うのである。

 論理は不明だが、少なくとも、健全な身体というのを、健全な生活習慣で得られるという進化論的な摂理が関与しているのは間違いないだろう。

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